💥👀💥👀💥👀💥👀💥👀💥



🌈11「ライト文芸大賞」

応募期間=立ち読みキャンペーン🧒



📔小説投稿サイト

「アルファポリス」において

「歴野理久」のペンネームにて

私小説「僕のこの恋は何色?」

──を連載中です。


 この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト

🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。


 つきましては

その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、

自選の「96回分」を短期連続掲載致します。



💥👀💥👀💥👀💥👀💥👀💥



 これは新規の観覧者の方の目を引き「アルファポリス本編」のアクセスを上げるための苦肉の策です。 

 なにせ僕には「同人誌仲間」もおりませんし「コミケ」にも無関係です。

 多くの方とのコミニュケーション・ツールとしては、僕にはこの「アメブロ」しかありません。

アメブロの皆さんだけが頼りです💓



💥👀💥👀💥👀💥👀💥👀💥



 長編小説の中から抜粋の

「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら

是非「アルファポリス本編」の方へお越し下さい。


 リンクは最後に貼ってあります🍀


✴️掲載期間=4/28~5/29

✴️更新=毎日0時、8時、16時

《フォロワーの方には誠にお騒がせとなります。深くお詫び致します》


🧒🍀🧒🍀🧒🍀🧒🍀🧒🍀🧒

❤️🧡💛💚🩵💙💜🤎🩶🤍🩷



✨今回のお話はこれです✨


No,35 圭と佐藤の深い友情①

【これは中学校3年のお話】


 僕は怒りをあらわにサッカー部の部室までやって来た。

 佐藤がいた!

 サッカー部の部室の前で何人かの仲間達と談笑している。僕は佐藤の腕を掴んでにらみ付けた。

「圭は?!」

 相当気色ばんでいたと思う。「あ、ああ、まだ中で着替え中だけど、どうした?何かあったか?」


「あったも何も!変な女にいきなり叩かれたよ!いつも練習見に来ている奴らの一人だ!」

「あ、そりゃ八代だな」


「へぇ、心当たりがあるだ」

「うん、まあな」


「何者?」

「まあ、八代も小学校からずっと俺たちと一緒で、以前は一応……圭の彼女?」


「え……」

「……だったのか?」


(圭の彼女?!)


 そのひと言を聞いた途端、なぜか怒りが驚きに変わった。ズキンと胸に痛みが走った。

「おお理久!待ちきれなくて会いに来たか!」

 圭が笑顔で、嬉しそうに部室から出てきた。みんなどこまで事情を知っていてどう言う認識なんだか、ヒューヒューと盛り上がる。


 途端にまたもや、今度は圭の顔を見てムラムラと沸き上がる新たな怒り──!

 僕は、咄嗟に佐藤の腕にしがみ付いた。佐藤はずっと大きくて、なかなかしがみ付きがいのある立派ながたいだ。

 今まで圭と仲好くしていたけれど、圭にはこんな風にしがみ付いたことない。

「今日は俺、部活が終わったら佐藤と話があるんだ!」

 僕は圭をにらみつけた。

 圭はきょとんと不思議そうな顔で言葉を返した。


「え?んじゃ、三人で帰るか?」

「いや、今日は佐藤と二人で帰る!」

 僕は興奮で真っ赤な顔をしていたと思う。

 圭がちらりと佐藤を見る。

 佐藤は瞬時に事情を察したらしく、圭に向かって穏やかに言った。


「なあ圭。ちょっと理久と話があるんだ。今日のところは……」

 後から知った事だけど、佐藤はその逞しい風貌からは想像できないくらい、繊細で気配りの出来る奴だった。人は見掛けで分からない。


 その日の部活──ピアノの伴奏は滅茶苦茶だった。


※──────────※


 帰り道、僕と佐藤は公園のベンチで話し込んでた。

「──で、6年生になったばかりの頃、圭に打ち明けられたんだ。女の子が好きになれないって」

「それって……」

「そう、自分は男がいいって」


 佐藤の話はこうだ。

 圭は小学校の高学年くらいから、同級生との「女の話」について行けなくなってきた。

 好きな女子もいないし、憧れる女性芸能人もいない。


 そのうち話がエスカレートしてワイ談になっていくと、もう、とても聞いていられない。

 そうしてやがて(自分は男の方が好きなんだ)と、自覚せざるを得なくなった。


 それでも周りに変だと思われたくなくて、話を合わせるために嘘までついてしまう自分が嫌で、かなり思い悩んだと言うことだ。


 佐藤の事は無二の親友だと思っている。だから、どうしても佐藤にだけは嘘をつきたくなかった。

 もしかすると友情がダメになってしまうかも知れないと怖れたけれど、意を決して佐藤にだけは、正直な自分を打ち明けたのだと──。


「俺、その話を聞いて、俺の事が好きなのか?って聞いてしまった。そしたら圭、バカ言うなって笑ったけど、少し涙目になってたよ」

「…………」


「俺、言ったんだ。女より男が好きだとかって良く分かんねぇけど、でも、もし圭が俺を好きなら嬉しいって」

「佐藤……?」


「あいつ、ホントいい奴なんだよ。俺にしたら女が好きだろうが男が好きだろうが関係ない。圭は圭だ」



※──────────※



 このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒



🧒🍀🧒🍀🧒🍀🧒🍀🧒🍀🧒

❤️🧡💛💚🩵💙💜🤎🩶🤍🩷



私小説「僕のこの恋は何色?」

~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久


⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️ 



 【フォロワーの皆様に余計なお気遣いをさせないよう(いいね)と(コメント)はご遠慮致します】