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🌈6「ライト文芸大賞」

応募期間=立ち読みキャンペーン 🧒



📔小説投稿サイト

「アルファポリス」において

「歴野理久」のペンネームにて

私小説「僕のこの恋は何色?」

──を連載中です。

 この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト

🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。


 つきましては

その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、

自選の「96回分」を短期連続掲載致します。


 長編小説の中から抜粋の

「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら

是非「アルファポリス本編」の方へお越し下さい。


 リンクは最後に貼ってあります🍀


✴️掲載期間=4/28~5/29

✴️更新=毎日0時、8時、16時

《フォロワーの方には誠にお騒がせとなります。深くお詫び致します》



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✨今回のお話はこれです✨


No,21 思春期の性、男子の生理② 


 僕の精通は早い方で、小5になったばかりの頃でしたが、ませていたし、状況がちょっと普通ではなかったから驚きはしませんでした。

 それはいずれ詳しくお話します。 


 溜まれば漏れちゃうんです。当たり前の事です。

 女の子と同じです。常に新しい卵子を生産し、古い卵子を排泄するように、男子も常に新しい精子を生産し、溜まった精子を排泄するのです。

 特に夜間、睡眠中。正におねしょです。


 そう言えば朝方こっそりパンツを洗っているところを母親に見付かり「高学年にもなっておねしょか」と笑われた友達もいました。

 それでも「おねしょだ」と勘違いされて、かえって良かったと友達がため息まじりに話していたのも思い出します。


 だからどうしろと言う事ではありません。母親の介入は難しいと思います。

 ただ、知らずに子供を傷つけるのと、知っていて知らんぷりをしてあげるのでは全然違うと思うのです。 

 かたやお赤飯で祝われて、かたや「いやらしい!」と怒られるのでは、雲泥の差と言わざるを得ません。


 そして僕は気付かされました。 

確かに、男児の生理である「精通」を通して自分のセクシャリティーと対峙し、自分がゲイだと自覚せざるを得なかった少年も多いのだろうと──。

 女児の生理である「初潮」は成長による身体の変化ですが、男児の生理である「精通」には、そこに心の変化が如実に加わるのです。

 つまり性欲が伴う事により、自分のセクシャリティーをはっきりと自覚する事となり得るのでした。


 僕のゲイ友達で、弟と一緒にテレビで「戦隊ヒーロー」ものを観ていた時、レッドが捕まり手術台に拘束されている姿の股間を観て精通してしまった友達がいるのですが、彼はその直後トイレに駆け込み、あまりの衝撃に涙を流したと話していました。

 どんなにアイドルの女の子が好きな振りをしていても、精通に至るシステムに誤魔化しはありません。それが真実だと知らしめられるのです。


 本文の内容と重複しますが、

「夢精」について、ヨーロッパでは古くから「夢魔(サキュバス或いはインキュバス)」が若い男性の夢の中に魅力的な姿で現れ、夢の中で性交する事によりその精液を奪う、と考えられてきました。


──これは、夢精の説明としては案外的を射ているのではないかと僕は思っています。

 少年期。溢れるほど生産された精液が睡眠中に排泄されるのは健全な生理です。そして、その時に性的な夢を見る事は医学的にも正しい。 

 つまりその夢に出てくる「魅力的な姿」と言うのが「同性」であれば、それこそが嘘偽りの無いセクシャリティー=まさに性の対象なのだと知らしめられるのです。

 どんなに理性でそれを否定しても、夢精の対象が同性であればそれは自覚せざるを得ない。


──が、何事にも例外はあります。実は僕自身が、その例外のひとりだと思っています。

 つまり僕の精通は、「否応なく自分の性的指向を知らしめられる状況」ではありませんでした。

 結論から言うと、僕は精通によって自分のセクシャリティーを自覚してはいません。

 自分がゲイだと自覚したのは、同性に対する初恋を自覚してからの事でした。

 しかも一緒にいた時には意識が薄く、それを強く意識したのは離れ離れになった後の事だったのです。

   

 極めて精神的なところから、僕は自分がゲイだと自覚したのでした。

 精通から始まる一連の生理現象は、僕にとっては単なる排泄でしかなかったのです。

 その辺のところから、本文を書き始めたいと思います。



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 このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒



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私小説「僕のこの恋は何色?」

~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久



⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️



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