昨晩は、有明アリーナまでSammy Hagarを見に行ってきました。


同会場に行くの昨年末のManeskinに続いて2回目でしたが、都心からは少し遠いし、どの駅からもちょっと歩くし(しかも、帰りは会場整理の関係で、やたらと遠回りをさせられるし)、グッズ売り場はコンサート会場と離れているしで、あまり便利な会場ではないですね。 


事前に米国でのツアーの様子をネットで見たりしていたので、予想は付いていたのですが、コンサート自体は、大盛り上がりで、楽しめました!やはりVan Halenのレパートリーをたくさんやってくれたことが大きかったと思います。


Sammyのソロからのレパートリーと比べて見ると、(とてもよく出来た楽曲である「There’s Only One Way to Rock」を除けば、)VHの楽曲の質が高いことは明らかで、その創作におけるEddieの貢献が大きかったことを改めて思い知らされました。


Sammyは御歳76とは信じられないくらい、まだよく声が出ていましたし、観客から差し出された物にステージ上でサインしたかと思えば、今度はテキーラを自らコップに入れて観客に振る舞ったりと、サービス精神も満点でした。Michaelについても、衰えないベースプレイだけでなく、あのハイトーンボイスも健在で、嬉しい限りでした。


しかし、今回のツアーを可能にしたのは、なんと言っても、Joe SatrianiがVHナンバーの再現のために本気を出してくれたことが大きかったと思います!Joeの技術をもってすればEddieの代わりを務めることは可能ですし、基本的にEddieのプレイを再現しつつも、単なるコピーバンドのギタリストに止まらない迫力と個性を打ち出しつつ、現役バンドとしてのスリリングな演奏を聴かせてくれていたのは流石でした。


敢えて贅沢を言えば、流石のJoeでも、往時のEddieが、あの近所のお兄ちゃん風の人懐っこい微笑みを湛えつつも、その仮面の裏に潜められた天才的な本能と狂気が滲み出た圧巻のプレイを披露していた様まで再現できていた訳ではなかったように思います。かのJeff Beckが「ギターの歴史を変えた偉人」としてJimi Hendrixと並んで名前を挙げたのがEddieだった訳ですから、いくらJoeと言えども、最盛期のEddieの神がかった様を再現することまでを要求するのは無理なのだろうと思います。なので、Joeの熱演を見ながらも、「ああ、やっぱりもうEddieはこの世に存在しないのだな。。」と、改めて寂しい気持ちを抱いてしまった面はありました。しかし、それは高望みが過ぎるというものでしょうね。。


2007年のLed Zeppelin再結成コンサートでナマで見て以来になるJason Bonhamのプレイも日本で見たかったですが、お母さんが危篤になってしまったために、来日が叶わなくなってしまったのは残念でした。しかし、急遽代役を引き受けたKenny Aronoffも、Jasonと遜色ないプレイを聞かせてくれました。


キーボードに加えて、ギターやコーラスを担当していたレイ•シッスルウェィトというオーストラリア人の人も、地味ながらなかなか頑張っていましたよ。


このSammy Hagarバンドの大



受け振りを見て、WolfgangやAlexがどう思っているのかには、大変興味がありますね。