今日は代官山UNITというところまで、Angelを観に行って来ました。


不運のバンドと言われるAngelは、前回の来日が’77であり、今回はなんと47年ぶりの来日ということになりました!’77には観に行けなかったので、今回は是非観に行きたいと思い、参戦して来ました。2020年に来日が決まった際にもチケットを買って持っていたのですが、コロナ禍のためにその後2回延期されて、今回ようやく来日が実現したものです。


代官山UNITというところには今回初めて行ったのですが、外タレがコンサートを行う会場としてはあまり他にないくらい小さいハコで、キャパはおそらく2-300人程度しかないのではないかと思いました。。しかし、年配者ばかりながら、お客さんは割と入っていましたし、狭い分、念のために持参したオペラグラスを使うまでもなく、肉眼でもステージの様子がよく見えました。


今日は日本の「Action」というバンドが前座で入っていました。このバンドを見たのも初めてでしたが、’84にデビューしてからもう40周年を迎えるのだそうです。サウンドのほうは、およそオシャレとは言えないものでしたが(そういうものを期待してもいませんが、、)ベテランらしい安定した演奏を聞かせてくれました。特に、リーダーと思われるヴォーカル兼ベースの高橋ヨシロウという人は、もうすぐ古希を迎えるそうですが、結構若々しく見え、サングラスをかけていたものの、お顔の見た目がちょっとデビカバに似ていて良かったですww


そして、メインアクトのAngelですが、全員が白の衣装で決めていて、(オリジナルメンバーはパンキー•メドウズとフランク•ディミノだけですが、)歳は取ったものの、バンドとしてのかつてのイメージは保っていましたね。特に、パンキーとフランクは、一度は一世を風靡しかかったバンドのメンバーだけのことはあり、存在感がありました。


パンキーは、現代の水準からするとギタリストとして超絶テクニックの持ち主とは言えないであろうものの、ポージングをなかなかうまく決めていて、ステージ映えする人でした。(唇が厚くて、肌が色黒なので、少しオカマちっくだし、国籍不明な感じは受けましたけどねw )


フランクは、70年代には顔がなんだか独特にオペラちっくで、最も印象が強かった人でしたが、今は渋めのオヤジに成長(?)しました。かつては凄いハイトーンだった声も、今はそこまでではなくなりましたが、今日のステージを見た限り、(現代テクノロジーを駆使していた節もありますが、)それを衰えとはあまり感じさせずに、迫力のある歌声を聞かせてくれました。


また、ベースのトミー•カラドナという人も、なかなかイケメンで、スレンダーな身体をくねらせながらベースをブンブンと弾いている姿がカッコ良かったです。


今日のステージはなかなか楽しめました!ただ、スマッシュヒットと言える曲はいくつかあるものの、スーパーヒットと言えるものがないのが、Angelというバンドが一線級になれなかった所以なのかなと思いました。


また、’77の来日時のライヴをブートで聞くと、「天の声」と言われる日本語による録音音声が頻繁に使われていて、各メンバーを、天から地上に送られた音楽の使い手みたいに紹介していましたし、その筋立てに合わせて、フランクもたどたどしい日本語のMCをちょくちょくしていた様子がわかります。それがちょっとダサい感じだったのが、当時ライブの評判があまり良くなかったと言われる理由なのかなという気もしています。今回のライブにはさすがに「天の声」はなかったです(笑)