昔自分が当事者でないがために
「何そんなで騒いでるのよ?」なんて思う経験はたくさんあった。
離婚がその一つだった。
5組に1組が離婚すると言われる時代だと誰かが言ってた。20歳以上の人口が1億486万人。存命中であるかどうか、生涯未婚率をかけて…とか細かい算出を抜きに雑にかけると最大4000万人が離婚経験者の可能性がある。
そんな量なの?と驚きを隠せない。
確かにうちの会社における離婚協議中と離婚経験者の数より少ない。知人ドラム奏者さんの会社は20%くらいだと言ってた。身近な問題だったんだな。世間体とか何を気にしていたんだ?最初に離婚を考えたのは2010年の4月だった。結婚半年以内、踏み切ればよかった。
最近は思うようになってきた。
早ければ早いほど人生は修正が効く。
どれだけの人が望まない人生を歩んでいるのか。
10%のうち双方が離婚を望んだパターンがどれだけあるのかわからないけれど、少なくとも世間の10%は望まない人生になっていたわけだ。
「子は鎹」なんて言うがそれが足枷や釣り針の返しのように外れない原因になっている人も多い。子を想えば想うほど女性に不幸な生き方を強いていることも自分がこの立場になって理解した。
日本の家庭や夫婦というのはどれだけ妄想やメディアに騙され不幸を重ねているのだろう。
騙されてないけど気付いてないな…と思うのは
結婚をゴールとか幸せの絶頂って言ってる人たち。
自分でその先は幸せではないと言ってるようなものなのに頭の中ではそれが続くと思い込んでる。現状維持には向上の意識や絶え間ない努力が必要なのに。
それなく過ごしてる人はパートナーにすごい負荷をかけていると気付いた方がいいと思う。僕は12年間うちは貧乏だの「人として尊敬できない」なんていう罵りを受けながら経済的裕福さを提供する努力や人間を高めることを続けていきた。相手は働くこともせず、日用品の買い出しすらせず、家事も一部しかしなかった。よく耐えたと思うよ。
他の人たちは気づくべきだ。
1/5の確率でパートナーを不幸にしてる家庭がある、家庭になると。
ここまで悟りに向かってるんだから早く離婚させてくれ。