大好きな映画 2000年代➁ | はじまりはスクリーン

はじまりはスクリーン

ずっと映画好き、50を越えても映画好き。
あと50年は映画が観たい。

 

アメリカン・サマーストーリー

 American pie 2
2001年アメリカ

J.B.ロジャース監督


 

‘アメリカン・パイ’の続編2作目。
シリーズ3作中、私はこの‘アメパイ2’が

一番好き。
前作‘アメリカンパイ’とほとんど同じ出演者

なのが嬉しい。

相変わらずのおバカな青春ストーリー。

大学生になったジム・オズ・ケヴィン・

フィンチの4人組は、

久々に戻った故郷でまたガールハントの

ことばかり。
ビーチハウスを借りて、バイトしながら

女の子を!と目論むが、

やっぱり問題児スティフラーも

ついて来て・・・。
後はもういつものドタバタ騒ぎ。

ビーチハウスでの一夏の青春、
そのシチュエーションだけでも心をくすぐる。
このメンバーにはもうしっかり愛を

感じてしまってるから仕方ない。

その後の彼らも見てみたい!

 

アザーズ The Others
2001年
アレハンドロ・アメナバール監督

 

 

第二次大戦末期の英国、
チャネル諸島のジャージー島で
兵役に出た夫の帰りを待つグレースと

子供たち。
志願して雇われた使用人3人。
次第に屋敷に不思議な現象が現れ始める。
子供を愛するがゆえに、厳しく接し、
自らの孤独とも気丈に闘う母親を
ニコール・キッドマンが熱演。
取り沙汰されたオカルト性よりも、
追い詰められた精神、母と子の絆、
そこでしか生きられない人々の悲しさを
痛切に感じ、胸が詰まる想いだった。
二人の子役の演技が素晴らしかったので、
なおのこと。
屋敷内部のカットと「ここは私たちの家…」
とささやくグレースの声。
3人はやっと幸せになれた。 

同時期に公開された「シックスセンス」と、

プロットが似ているけれど、

私はどっちも大好き。

 

8人の女たち 8 femmes
2002年フランス

フランソワーズ・オゾン監督



雪に閉ざされた屋敷、殺された主人、
彼をとりまく8人の女たち。
誰が彼を何のために殺したのか?
正統派推理劇かと思いきや、

急に歌いだす展開。
それぞれの魅力をその歌にたっぷり込めて。
それを見つめるほかのキャストの視線も

楽しい。
とっても気が抜けていてコミカル。
当代きってのフランス女優の競演から、

目が離せない。
こんなキャストで映画を撮れるって、
監督冥利に尽きるんだろうな。
貫禄のアルダンの「愛のすべて」。
ベアールの蟲惑的なしぐさと

まなざしがたまらない。

 

オレンジ カウンティ  Orange county
2002年アメリカ

 ジェイク・カスダン監督



カリフォルニアはオレンジ郡の
とあるハイスクールに通う優等生ショーンは、
小説家に憧れ、名門スタンフォード大学に
通うことを夢見ている。
爽やかなカリフォルニアの青い空の下、
たくさんの風変わりな自己中心人間が
次から次へと現れる。
家族、友人、教師までもが
彼の夢を打ち砕く。
だけど彼はあきらめない!
マイク・ホワイトの笑顔同様の
ゆるい空気が立ち込める中、
主演のコリン・ハンクスがすがすがしい、
スカイラー・フィスクが自然でかわいい。
そして、愛するジャック・ブラックが
ブリーフ一丁でまたもや機敏な動き。
彼の存在そのものがもはやコメディ。
その他たくさんの大物俳優に、
あの人のカメオ出演まで、
退屈してる暇のないファニーでファジーな

青春コメディ。
名曲「バタフライ」の挿入どころがこれまた

絶妙。

 

オアシス  OASIS 

2002年韓国 イチャンドン監督

 


脳性麻痺の女性コンジュと、

子供のような前科者のジョンドゥの

恋の物語。

欺瞞と欲とあきらめに満ちた周囲の人間に

怒りがこみあげる一方、
もし自分の近くに二人がいたら

わかってあげることが出来るのだろうか。

気持ちを伝えることが出来なくて、

いらだち嘆くコンジュ。

でも彼らはお互いに、

生涯の相手を見出した。
誰も引き裂けない二人だけの世界を

築き上げることができた。
とてもうらやましい。
だからラストシーンでは微笑んでしまった。
愛しくて、可愛くて、
いつまでも私の心から

離れることのない彼らと
出会えたことが嬉しい。 

 

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 

The life of David Gale

2003年アメリカ アラン・パーカー

 

 

死刑を目前にした男が自分の冤罪について語り始める。
記事にすることを託された女性記者は、
その告白をもとに自分なりに事件を

再現していく。
私たちは、彼の話と記者の行動で、

事件を体験し、
数々の謎を目の当たりにし、
ついには驚愕の真相へと導かれていく。
記者の戸惑いと驚きと恐怖が、

そのまま観客に伝わってくる。
ラストシーンでは、

誰もが息を飲みスクリーンを

凝視することになる。
そして、彼の歩んだ人生について、
周到に張り巡らされた真実への

牽引について、
語り合わずにはいられない。

ゲイルが事の真相について

語りだすころから、
物語はがぜん活気づいて 

どんどんと事件に引き込まれていく。
いくつかヒントのようなものが

与えられていたので、

結末をおおよそ予想してしまったのだが、
それでもあのラストシーンには

鳥肌がたった。

ローラ・リニーの終盤の痛々しさも

胸に迫る。
スペイシーの最後の表情に震えた

 

ルビー&カンタン  Tais toi! 

2003年フランス

フランシス・ヴェヴェール

 

 

「振り向けばヤツの笑顔が追ってくる」
このキャッチコピーみるだけで思い出し笑い!
とにかく笑った。
ドパルデュー、最高だよ。
この映画は、ドパルデュー演じる

カンタン無しでは語れない。
キラキラ瞳を輝かせて

「カンタンだよ。」って、
その姿をみるだけでもう

おかしくてたまらない。
それで最初はクールで信念に燃えてた

ルビーまでがどんどん笑えてくる。
物語はいたって単純。
組織に恋人を殺され、

復讐を誓うジャン・レノ演じるルビーと、
刑務所で一緒になってルビーを

親友と思い込んで
追い掛け回すカンタンの

愛と冒険の道行き。
「奇人達の晩餐会」「メルシィ!人生」の

ヴェヴェール監督作品、

さすがの一言。