こんにちは。上海在住の独立開発者、Jia22 です。
ブラウザだけで動くビジュアル楽器「Wiggly Music」を公開しました。
キャンバスに線や形を描くと、それがそのまま楽譜になって鳴ります。
インストール不要。無料で試せます。
→ https://wigglymusic.com/
なんで作ったか
頭の中にメロディの「形」はあるのに、音符に落とせない瞬間ってありませんか。
私は音楽もデザインも好きで、いつも「聞こえるイメージ」と「書ける楽譜」のあいだに溝があるなと感じていました。ピアノロールや五線譜は強い道具だけど、最初の一歩には少し重い。まだ名前のないフレーズを、まず手で線にしたい。
だったら、描いた線そのものを音にすればいいのではないか。そう思って作り始めたのが Wiggly Music です。
仕組みはシンプルです
画面は描画キャンバスであり、同時にシーケンサーでもあります。
・左→右:時間(再生ヘッドが横切る)
・上下:音の高さ
・色:音色(ボイス)
つまり「絵」を見る感覚のまま、ピッチとリズムと音色をいじれます。キー・スケール・テンポ・スウィングも変えられます。MIDI コントローラをつないで弾いた跡を残すこともできます。できあがったら WAV / MIDI で書き出したり、共有リンクで開き直したりできます。
楽譜が読めなくても大丈夫です。耳と形だけで進められます。
「AIで曲を作るツール」ではありません
ここを誤解されやすいので、はっきり書きます。
Wiggly Music は、生成AIに「いい感じの曲を作って」と頼む道具ではありません。あなたの線が、そのままスコアです。
描いた軌跡が音になる、というだけ。ブラックボックスに丸投げしない「手触り」を大事にしています。最近はAI音楽ツールが増えていますが、私が欲しかったのは「代わりに作ってもらう」ことではなく、「自分の線が鳴る」ことでした。
こんな使い方をしています
・まだ名前のないフレーズを、まず線でスケッチする
・ベース/ドラム/アルペジオのビートを足してループを作る
・キーとスケールを後から当てて、スケッチを調性感のある形に落とす
・マウスやタッチ、あるいは MIDI で「演奏の跡」を絵に残す
完成度より、まず手を動かす。精密にしたくなったら、そのときだけ精密にする。そんな小さなスタジオのつもりで作っています。
ギャラリーでほかの人の作品を開いて、聴いて、線を引き直すこともできます。教科書ではなく、遊び場に近い感覚です。
試してみてください
ブラウザでそのまま開けます。スマホ向けのアプリ導線もあります。
「ここが分かりにくい」「こういう操作が欲しい」など、フィードバックがあるととても助かります。同じように絵と音のあいだを行き来している人がいたら、ぜひ触ってみてください。
作った理由は単純で、自分自身が欲しかったからです。誰かの最初の一筆の助けになればうれしいです。