昨夜遅かったね、何時だった？と聞くと
うーん、2時半くらいかな？
ヨースケから「駅前でギターの練習するよ」って連絡来て
丁度オレも駅着くとこだったから遊んでた。
お腹空いたって言うから
二人でカレー食って帰ってきたら
さすがに胃もたれ...
そらそうだ
てか早くヨースケの赤ちゃんに会いに行かなきゃね
お祝い何がいいかな。
何気ない朝の会話。
その日のお昼、珍しく夫から電話。
ヨースケが死んじゃった
帰って寝たまま起きなかったと。
…なにそれ
なにそれ、が、ずっと１週間続いたまま
告別式を終えてきた。
ヨースケとの思い出は
笑えるものしかなく、
この一週間は笑ったり泣いたり忙しかった。
中学から一緒だったけど
仲良くなったのは高校の体育祭。
応援団に一人だけ敬語使わない奴がいて。
とびきり人懐っこくて可愛い二個下だった。
今日KANさんが弔辞で仰ってて
わたしも同じこと思ってたから吹いてしまったけど
「外国のでっかい犬みたいで
ワンワンワンワンー！って言って
一方的に友達にならざるを得なかった」
自分のデカさと力の強さを把握せず
ちぎれんばかりに尻尾振って
容赦なく懐に突っ込んでくる。
家に来ると急に我が家が小さく感じた。
身体のデカさはもとより、存在の賑やかさ。
ネーチャン、ネーチャンって
本当に可愛い可愛い人。
何を食べても「うんま！！」と言ってくれる。
枝豆でも。
一年半ほど前にヨースケのお父様が亡くなって
励ましの連絡をしたら
「オレ泣きすぎて目がボタン電池みたいだよ」
「いや、目がボタン電池って全然わからん笑」
って会話をした。
お父さんを亡くし、
一年して、彼はお父さんになった。
命というものを今までで一番近くに感じて、
さらに音楽に深みを増すところだったと思う。
こんな死に方あるの？
そしたら何故私は今生きてるんだろう。
今はそっちが不思議だ。
どうにか腑に落ちたい。
この一週間、色んな方がヨースケを語っているのを
片っ端から読んで
とにかくみんなをハッピーにしてきたと言うことは分かった。
そして誰に対しても同じ態度を取ることが出来る
スーパーフェアな奴だった。
デビューしても、ap bank出ても、
すごいアーティストと共演しても
ヨースケは全然変わらない。
（大体、夜中に駅前でギターの練習とか…
少年のままなのである）
人は一生かけてやり遂げるはずの業務があるとして
幸せにすべき人の数や
一生で作る友達の数
そのノルマを37歳で達成してしまったのか。
そんなノルマあるはずないけど
私の中でそういうことにでもしないと、
本当にずっと腑に落ちない。
これからだと言うのに
天国へ連れて行くとは何事だ。
夫と、リビングにヨースケの写真を飾りたいねと
話していて、
たまたまインスタで見つけた素敵な写真が、
先日ラジオに来てくださった
菅原龍平さんの撮ったものだと分かり、
お願いして、譲っていただいた。
亡くなる数時間前
私のブログ記事を見たヨースケが
「龍平さんじゃん！」って連絡をくれてた。
龍平さんにも「ジルデコ！オレの先輩！」って
連絡していたんだって。
人と人が繋がるのを
本当に嬉しそうにする奴だった。
我々はこの写真を毎日見て、
毎朝、目が覚めることの奇跡に感謝し
日々悔いなく
ヨースケみたいに精一杯生きろ！と
毎日言い聞かせる。
これからも、ずっとずっと可愛い人。
ヨースケ、今わたしがボタン電池みたいだよ。
この日の記事も読んでね。
本当に楽しい日だったな。
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おまけ
人と人を繋げる天才と言わざるを得ない出来事が
今回のことでまた巻き起こりました。
それはまた今度。
chihiRo
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