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昨日、暑かったらしく起きたら左足がベッドから落ちてて股関節脱臼かと思いました。千代の富士脱臼かと思いました。だっQ~かと思いました。いてー。そして起きて1分もしないうちにベビーカステラを口に放り込んだら…窒息死しそうになりました。もうすっかり夏です。

昨日のPV撮影はまた後日ご報告するとして、今日は急遽映画を見に行きました。モーツァルトのオペラ 『魔笛』です。実は父が魔笛の熱狂的なファンで、BSなどで放送される時は必ず録画してるのですが、予約に失敗し翌朝テレビの前で肩を落としている父をよく見かけます。はたまた、録画は成功したが人形劇だった…と肩を落としている父も見かけた事があります。姪がまだ二歳くらいの頃にもビデオを見せて解説をしていた父。とにかくお陰で色々なバージョンの魔笛を見た事があるが、いまいち話のあらすじが掴めなかったので、映画化されたのを良い機会だと思い、見に行く事にした。
始まるやいなや、いきなり戦争だ。あれ、戦争中の話だったか?映画館を間違えたかと心配になる。しかもえらいスピード感のない戦闘シーン。死に方も小学生の演劇を見てるような生ぬるい死に方。なんじゃこりゃと笑が込み上げる。しかしパパゲーノと名乗る兵士登場で一安心、確かに魔笛だ。舞台を第一次世界対戦に持ってきてるのだ。その後、映像の作り方や演出でさっきの戦闘シーンに納得する。80年代の映画かと思うくらいの合成の不自然さやCGの精度の低さが確信犯でたまらなく面白い。しかも今まさに姫を殺そうかと言う人が音楽一つでたちまち上機嫌に踊りだす、その顔もいちいちウケる。そして登場人物が役柄の割にみんな揃って少々...年を食ってる感じも面白かった。大体おばさんなの。ドイツ語ではなく英語で歌われているが、歌はどの人も本当に素晴らしく、夜の女王も無論素晴らしかったが三人の少年に感動した。顔もとびきり可愛かった。子供が欲しくなった。話がそれた。結局、お話自体はよく分からなかったが父曰く「話は元々あんまり良く出来てないの。モーツァルト最後のオペラでしょ、あの頃レクイエムと同時に書いてたから忙しかったの」ってモーツァルトを弁護。友達か!音楽もさることがら、私は演出がえらく気に入った。皆さんも機会があれば是非(^∀^)ノ