JILCA ~東日本大震災 ボランティア~



8/17~19の3日間、医療従事者の団体・『日本プライマリー・ケア連合学会』様
(PCAT様)からの要請を受けて、石巻で活動をしてきました。




今回の依頼は、「石巻市立病院の看護師さん向けイベントで、フェイシャルエステをしてほしい」というもの。




地域の医療を支える看護師さんたちの満足は、地域住民への手厚いケアにつながる、ということで、JILCAも参加させていただきました。




石巻市立病院は、できて10年も経っていない病院だそうです。


しかし、海沿いに建つため壊滅的な被害を受け、再建するか、なくしてしまうか、議論となったそう。


最終的に再建することになったそうですが、再び稼働できるのは2~3年先とのこと。




看護師さんたちは135名程度おられたそうですが、彼ら自身も被災者でありながら、避難所や仮設住宅などで住民のケアをしなければなりませんでした。


しかも、病院の先行きが不透明で、将来に対する不安もあり。


再建が決まったものの、2~3年先、となると、その間、他の病院で働くのか、市の職員として違う仕事をするのか、再開までを待つのか、自身の身の振り方も考えなければならない。


そんな状況に置かれた方々に、彼らの医療従事者としてのプロ意識を尊重しつつ、少しでも心のゆとりを得ていただきたい、というのが今回の趣旨です。


そのため、近くの日帰り温泉施設の大広間を使って、午前中は在宅看護やPTSDに関する講義、午後はアートセラピーや癒しイベント、という構成で開催されました。




JILCA ~東日本大震災 ボランティア~



癒しイベントとして今回開催されたのは、




・鍼灸マッサージ師さんによるマッサージ


・ネイル


・足裏マッサージ


・フェイシャルエステ




この、フェイシャルエステの部分をJILCAが担当させていただきました。





JILCA ~東日本大震災 ボランティア~



お一人様・約20分で、クレンジング、洗顔、ホットタオル、パック、アロマトリートメント、仕上げをする、という、ハードスケジュールだったのですが、みなさん一様に、


「気持ちよかった~!恋の矢


「肌がつるつるになった~!!ラブラブ!


と喜んでくださいました。


施術後の明るい表情や目の中に星が入ったようなキラキラしたお顔を拝見すると、短い時間ではありますが、やってよかった、と嬉しくなります。




震災以降、エステやメイクをやめてしまった、という方が多かったので、久しぶりにこれまでの「日常」を取り戻していただけたのではないでしょうか。




こうして少しづつ、「日常」を取り戻していただけたらな~、と思います。




JILCA ~東日本大震災 ボランティア~




一方、今回は従来の対象者と異なるため、いろいろな違いも感じました。




通常、JILCAでは、家や家族、仕事を失った方を対象に活動させていただくことが多いです。


一方、今回の対象者は、有職者であり、比較的若く、さらに、イベントに参加する余裕が心身ともにある方々。


同じ被災者と言えども、被災のレベルが異なります。


そのため、震災に対する捉え方、これからに対する捉え方、が、JILCAが通常接している方々とは随分異なりました。




こうした格差が被災地ではあたりまえのように存在しているので、


そこに暮らす人々の感情はお互い相容れないことも多いでしょうし、


多様な感情を抱いた人々を1つの方向にまとめていかなければならない行政は大変だろうな~、ということを、


改めて感じました。




いつもと異なる環境での活動をすることで、被災地の現状に対する認識が、またひとつ深まったように感じます。


貴重な機会をいただいた日本プライマリー・ケア連合学会様には、心より感謝申し上げます。


どうもありがとうございました!