優しく優しくすることは簡単。
厳しく優しくすることは至難。
お互いの信頼関係が成り立ってないと空中分解は必至。
後輩に接するとき、俺はあえて厳しく厳しく接する。
わかってほしいから、金をもらって働くってことはとても大変な事なんだと。
世の中のみんなが当たり前のように働き当たり前のように金をもらっているけど
それは当たり前に大変なことなんだと。
でも、今の子たちには通じないと嘆いていた。優しくしないと耐えられないと。
きっと間違ってた。
俺はあいつらを信頼してなかったんじゃないかなぁ、厳しく接することだが大切になってしまって
優しさが足りなかった。優しさというか配慮というか。
その先に何があるのか、厳しい現実の先に何を求めてほしいのか。
そういう部分をもっと見せてやれば良かったなぁ。ちょっと失敗した。
別に厳しいことを言って嫌われたいわけじゃない、べつに嫌われてもそれは構わないけど。
なにか一つでも心に残すことができたら。
それだけでいい。
「おれ、別になんでもいいっすから」とか言ってる若者に少しでも変化を。
弱く簡単なほうに流れる心に少しでも変化を。
今、あえて苦労を、努力を。
偉くもなんともないけど、何年か社会で生きているおれの義務だと思って。