阪神電車に乗ったのは生まれて2度めだろうか、3度めだろうか。
尼崎市で生まれ育って、
阪急電車の武庫之荘駅か、国鉄あらためJR立花駅を利用してきた。

たった数キロのところにある阪神電車には、
物心つく前か記憶のさだかでない学校の遠足のときなどしか
乗ったことがない気がする。

人はいついかなるときも
発想や人間関係や行動エリアがかぎられている。
人は、意外と自分がイシキできる限定されたエリアで生きている。
われながら証明してしまったそのひとつの見本かなあ。

いとおかし。

昨日初めて尼崎市役所の中に入り、膨大な資料を入手し、
今日、その資料をもとに、尼崎市内をディープに取材散策した。
尼崎市バス一日乗車券500円。
1回乗ると200円。
使い倒そうと思ったので、一日乗車券を購入した。
阪神バスはしょっちゅう来るのだが、
あくまでも尼崎市バスにしか乗らない。
税金をつかっている市の仕事ぶりを垣間見せていただいた。
ものすごい職人技だった。
運行が時刻表通りだし、車いすの方には運転手がおりて直接お話ししていた。

バスは移動のツール。
バスを駆使して、あとは歩きを駆使して隠密行動。
もちろんナイショ。
写真3枚だけ公開しておきます。



自由時間  いつもいまここにある~自由自在

自由時間  いつもいまここにある~自由自在

自由時間  いつもいまここにある~自由自在

ジモト「立花」の由来は「橘」(たちばな)=柑橘類のお菓子を作る所。
京都から1日で行ける距離なので、荘園同士の戦争の最先端にもなった。
豊かな田んぼがひらけてもいた。
工業地帯、長屋、などといったキーワードは50年前のごく最近のもの。
もともとの尼崎の歴史を感じるにつれて鳥肌が立ってきた。

だからこそ感じる。
尼崎市はがんばっている。ただ、かなり混乱している。
もともとも地力を発揮しきれていない。
だれそれに遠慮している事件が多いのかなあ。
どこかの国の政治と相似形なんだろう。
イナカの分、
ジモトの神奈川県相模原市や
東京都の23区や市区町村ほど混乱してなくて、
インドみたいに、かなり人が受け入れ合って生きているみたいだけど。
あ、これは、たぶん街中じゃなくて、ぼくが歩いてきたエリアの話。
たぶん見た人でないとわからないかなあ。
わかったような伝言ゲームはしないほうが安全だろうなあ。
現場主義。本人主義。見てないのに知ったかぶりしないこと^~^

(小山玄)