徳光和夫さん、池江璃花子への「辞退して」書き込みに憤慨…「実名を書いて抗議しなさい…けしからん話」
報知新聞社 2021/05/08 13:52
この記事を見た。読者の方はどう思ったのだろうか。
実は、池江さんのオリンピックに関し、池江さん本人というより、その周辺環境に不快に思っている。
理由を述べなければならない。
■オリンピックで使われる辰巳海水浴場の問題。
おそらく、辰巳海水浴場は池江さん本人とは無関係だが、一部で水質関連で懸念がある場所だ。
同じ水泳の競技なのだが・・・
オリンピック水泳会場への汚水流入をどう防ぐか
橋本淳司 | 水ジャーナリスト。アクアスフィア・水教育研究所代表
2019/8/14(水) 12:00(yahooニュース)
■白血病から立ち直った・・・を強調する問題。
オリンピック競技というのは・・・健常者でもハードな問題の中で、白血病を抱えた池江さんは大変だったろう。
これはよい。その通りなのだ。
しかし・・・徳光さんもご存じだと思うが・・・今、健常者と障がい者のハードルがある意味低くなっている。
知らない、というなら、徳光さんと私の認識の違いなのだろう。
情報弱者、というべきなのか、格差社会、というべきなのか。
ちなみに、格差は昔から存在していたが、昔は、見える努力でなんとかなった時代。今は、見える努力ではどうしようもない時代。
今の思考は・・・
白血病が治った → 健常者だ!
と扱われ始めているのだが・・・
昔の思考は・・・
白血病が治った → 身体的弱者。
という話なのではないか、とも推察する。
■東京オリンピックは、本来、開催されるべきなのか?という問題。
池江さん本人がはっきり述べているが・・・
『私も他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけ』
つまり、アスリートは結果を出すだけの存在だ、という風に聞こえる。
ただ、アスリートたち個々で、考え方に違いはあるだろう。
黒人差別に反対したアスリート。オリンピックドームで、予算が、と厳しく言った元アスリート。オリンピック開催に反対する元アスリート。
(これらの中には、スポーツの指導者もしているという人もいる。)
来年に変更しろ、と、聖火リレーを拒否されている芸能人の方もいらっしゃる。ちなみに、延期すると、1年で数千億円かかるそうだが・・・。
昨年・・・コロナで蔓延したときに、中止や延期の決定は一度なされた。
そして、今年、その判断が問われている。
ワクチン接種が現在行われており、医療従事者から高齢者にシフトされている。6月末にはモデルナが承認される予定、ともいう。これにより、そらく7月以降1日で万単位の大量のワクチン摂取が東京を含む大都市で行われるのだろう。
また、IOCもアスリート向けに、ファイザーとシノファームの提供が決まり、本来接種が厳しいとされる発展途上国の一部にも、ワクチンの提供がなされる予定である。
ある意味・・・平和になりつある日本でのオリンピックを、適正という人もいるだろうし、それは不適正という人もいるだろう。
そもそも、オリンピック自体は、日本の東北の復興がメインだったはずだが・・・新型コロナ問題でこれも目立たなくなった。
この問題はほぼ解決した、とも言われているが、原発の処理水の問題で海外から『大臣は処理水を飲め!』と言われ、IAEAでも対応する話となっている。おそらく、オリンピックの結論が出てしまったら、自然と、日本の東北の問題は、他の地域と同じように、報道から消えていくだろう。
(まさか、報道関係者は、日本の数多くの災害をスルーして、沖縄県の米軍の騒音問題などもスルーして、原子力発電所による人的被害がない東北だけを扱い続けるなどというのだろうか・・・(それはないだろう)・・・実は、私は、米軍関係者も含め、某元総理も主張されるようなヒバクシャがいるかもしれない、とは思っているが、その話は、日本にもヒバクシャがいることが前提とはなる。いくら風向きがあっても、帰宅困難地域がある以上、きれいな避難がされないかぎりヒトに被害をもたらさない、というのは難しいことである。)
このような状況の中で・・・アスリートたちやオリンピック関係者は、オリンピックを開催しようとしている。
治空仙人は、東京オリンピックを開催するにあたり、費用面はともかく、東北の復興にめどがついたこと、新型コロナの収縮にめどがついたことが、オリンピックの開催条件だと考えている。さらには、安全面の問題は当然考慮されるべきであろうことも。
なお、オリンピック終了の翌日に、新型コロナの変異新種が大量に感染して重症化しても、某尖閣諸島で紛争が起きても、亡国のテロがあっても、実はおかしくないかもしれないが・・・そんなこと、データ隠蔽でもない限り確実に予想できるはずはないだろう。オリンピックとは・・・古来よりそういうものなのではないか。その場の休戦協定と祭典。それが、本来のオリンピックなのだろう。
聖火オリンピックランナーは、それを告知するために走っているだけ、であり、報道は、オリンピック期間を明示し、それを報じ続けることに意義がある気がしている。
■実は・・・オリンピックを開催しても平和になるなど誰も国内で考えていないのではないのではないか・・・
芸能人たちの聖火ランナー拒否もあるが、個人的には、仮に、来年にオリンピックを開催しても、本来の休戦を行うなんて、誰も検討などしていないのではないか、と疑心暗鬼に思っている。
特に、日本国憲法下の日本国民は、それを願う責務があるなどと、憲法(契約法)では、読めるのだが・・・それを率先して拒否しているような国民もいるようだ。そうなってしまったのは、憲法を教えない、という教育体制が長らく続いてきたからだ、とも言われている。そして、日本国憲法を支持せず、好戦的に見えてきている日本と戦争したい国々が、よだれを垂らしながらいるような気がしている。
もしそうであるならば、日本でオリンピックなど、厳しいのではないか。
■そもそも池江氏を報道の普通の内容でしか知らない中で・・・出演者である池江さん本人への批判は出来ない
そもそも、個人的に、池江氏を報道の普通の内容でしか知らない中で、今の日本の現状とオリンピックを鑑みるに、オリンピックを行う環境が悪化しているとみなすしかない、と考えてはいる。
オリンピックそのものの慣習的な確約事項は、その期間は戦闘行為を行わない、というだけのイベントでしかない。もしもそうでないというなら、被爆(ヒバク)地域である・・・長崎、広島、福島、は地域として、国際的な観光が行われるべきであろう。
私たちや、多くの市民は、池江氏を・・・スポーツで好成績の成果を収めている有名人、としてしかしらない。
彼女が、
『私も他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけ』
という以上、
いわゆるスポーツ作業者(ご安全に!)
という意味合いでの発言ととらえているのだが。実は、そういう感覚が、共感を得ている面もある、とは考えるわけだが・・・半面、複雑な思いをする人もいるのではないだろうか。
・・・近年、JRの駅で、とある車いすの障がい者の方で・・・某オリンピック選手のような某党の役員という方が、旅行で行った駅が障がい者対応でないと指摘したところ、一部から批判が起きたという。本来はJRや国が、安全面から駅を総点検し、障がい者の利用がしずらい設備の改善に努めるべき、とするはずが、プライベートなのにふざけるな的な、駅員の労働環境も考えろ、的な、意見もあったといわれている。
池江氏をめぐる今回の話も・・・おそらく、従業員のことも考えて的な話を含んでいるようには感じるが・・・オリンピックの出演者にとっては
『それは会社に言って』
的な話となるのだろう。そう、周囲が悪いのだ。(そう徳光さんも言っている・・・ように聞こえる)
彼女の演技を妨げないよう、責任ある立場の者たちが、彼女の発言のような・・・責任ある行動を期待し、古来から言われるオリンピック精神が実現できるよう願いたい。そう考える。
・・・本当は、オリンピック開催前や、オリンピックの終演の翌日にどうなるか、も含めて。