5月に中旬にイサキ釣りに苦戦したあと、家人と出かけたり北海道にいる孫に会いに行ったりと忙しい状況で釣りに行く時間が取れずにいた。梅雨に入ってしまったが久しぶりの沖はどうであろうか?と6月22日、静岡県遠州新居港わし丸より中深海釣りに出かけることにした。前日に確認すると晴れ間が広がるという状況でいい感じである。3時に起床して出かけると車が結構いて、サーフィンなどの方もいる感じ。港には5時過ぎに到着。常連ルターの名手HT氏、常連SK氏、IK氏など私を含めて5名が集合している。時間になり船が着岸されじゃんけんで席決め。私は一番負けてしまい左舷ミヨシの席となった。一か月半ぶりの中深海の道具は大型電動リールでオモリ200と300を使うので水深500mまでは対応できるサイズである。長年使っている竿はテンリュウのもので、長く使うほどに当たりも明確にわかってくる。大型テンビンで仕掛けは自作の3本針。全庁mで1mごとに針があるものを自作している。港に蚊に刺されてしまったが準備が整い、いざ太平洋沖へ。船が外洋に出ると意外にも波がある。いつもよりも長めに航行して漁場へ到着。朝は曇り空であったが次第に晴れてきた。合図があって投入を順番に開始。底まで仕掛けが到着したら仕掛け分程度底を切って当たりを待つ。餌はイカの短冊と前回イサキ釣りでゲットしたヒラソウダの切り身を使う。開始した直後にHT氏の同乗者で餌釣り初めての方がアラの小型をゲット。初回でアラ釣りでアラをゲットとは何たる幸運、いや、この先を考えると逆に不幸なのかもしれない。小型であるが複数引きを釣って嬉しいであろう。私は最初に当たりで針がかりせず。「うーん、アカムツだったのかも」という感想である。潮が結構流れているので仕掛けの動かし方が通常と違う感じで、少しタナが低めのほうが良いのかもしれないと思っているといきなりガツンと来た。かなり引くので大型化と思ったらまずまずのサイズのウッカリカサゴであった。潮が流れているのでアタリも引きもいつもよりも増幅されているのであろう。潮が早いせいか、また生態が変わったせいか最近はノドグロカサゴをあまり見ないようになってきた。美味しい魚というのがわかって食漁で大量に捕獲さえているのも影響しているのであろう。3時間ほどやって船中全員が小型を含めればアラをゲット。風も収まるにつれて船上の揺れも収まり釣りやすくなってきた。じわじわとした感じの熱が船上に漂う。私は最初のウッカリの後で1キロサイズのアラを釣って既に満足状態。まったりとした釣りを満喫している。12時になり、トモが何やら騒がしいので行ってみるとルアーマンのHT氏が自己最高記録である4キロオーバーを釣りあげている。良いサイズで美味しそうな丸々とした魚体である。最後の投入でギュンという引きが入ったのは大本命アラの当たり。途中で上がてくると子気味良い引きを見せてくれた。上の潮が流れているのでトモから引き揚げてきたのは1.4キロのまずまずサイズのアラであった。そんなこんなでアラは2、ウッカリカサゴ1、ノドグロカサゴ7で納竿となった。久しぶりの釣行で気分良く終了することができた。船中ではムシガレイなども釣れて少し海況が変化している様子。今年はアラに出会える年のようなので、是非皆さん天候を見ながらお出かけいただきたい。