12月14日の水曜日、入江杏さんが初めて葛飾区内で講演を行いました。
事前には、区内の至る所の掲示板にポスターが掲示され、広報誌「広報かつしか」にも
案内が大々的に掲載されるなど、積極的な集客活動が行われました。
私も応援を兼ねて、会場に駆けつけました。
当日は曇り空の肌寒い日でしたが、会場は200名の定員を超える観客が詰めかけました。
はじめに青木克徳葛飾区長、続いて山崎喜久雄教育長のごあいさつがあり、さっそく入江さんの登壇で
講演は始まりました。
約1時間半の中で、事件前の被害者との親密な生活、事件当日の状況などお話がありました。その最中、
客席は水を打ったように静まり返り、被害者遺族の心境を少しでも理解しようとする観客の姿が見てとれました。
また時効廃止の活動にも触れ、もはや逃げ切ることのできない犯人への「やり場のない憤り」を訴えました。
後半はグリーフ・ケア(悲嘆者の悲しみや苦しみをともに受け止め、支援していく)の話に及び、最後はご本人
の著作「ずっとつながっているよ」~こぐまのミシュカのおはなし~を朗読して閉会しましたが、会場は大きな
拍手が鳴りやみませんでした。。
終了後に控室を訪問し、久しぶりの再会を喜び合い、近況を伝えあいました。
そして来年2月の「宙の会」総会での再会を約束して会場を後にしました。
(文責:代表幹事 小林 賢二)