7月8日、昨日姿をあらわすことのなかった主治医のもとへ行った。
「シュウイチく~ん、順番だよ」
「行くよ」
待合室にいると名前を呼ばれた。
隣に座っていたイチエが立ちあがった。
そのときの診察室までの距離は、計り知れない距離だ。
「失礼します」
「はい、どうぞ。座ってください」
ギ~
シュウイチは、イチエとふたり、並んで座った。
診察室の椅子に座ると少し、二人ともお尻が沈んだ。
下を向くシュウイチがデスクに向かっていた主治医の顔を見上げると
目が合った。
即、そらされた。
コイツほんとに医者か!?
シュウイチはまた下を向く。
カルテを片手に持つ主治医はイチエに言った。
「お母さん、なんでもっと早く病院に連れてこなかったんですか。」
「寒ッ…」
「お母さん!!…」
肩を上げたイチエは腕をこすりながら、診察室から出て行った。
…冷房ガンガンに効いてるからな。
その時、織姫と彦星が願い事をかなえてくれた、シュウイチはそう思った。
俺、一人や。
白い心だった。
淋しい。そんな気持ちは、心の0.00000000…1%位あったかもしれないが、
その時のシュウイチに感じ取ることはもう出来なかった。
あたふたした看護師が両手を必死に上下に振っていた
「シュウイチくん、大丈夫よ!寒い???」
「大丈夫や。出ていいか?」
「シュウイチくん後で病室に行くからね」
主治医が言う言葉を振り切るように、シュウイチは出て行った。
実際、全く耳に止めていないだろう。
待合に戻るが、既にイチエの姿はない。
はは。
しんどく体を引きずるシュウイチは、思わず笑ってしまった。
「シュウイチく~ん、順番だよ」
「行くよ」
待合室にいると名前を呼ばれた。
隣に座っていたイチエが立ちあがった。
そのときの診察室までの距離は、計り知れない距離だ。
「失礼します」
「はい、どうぞ。座ってください」
ギ~
シュウイチは、イチエとふたり、並んで座った。
診察室の椅子に座ると少し、二人ともお尻が沈んだ。
下を向くシュウイチがデスクに向かっていた主治医の顔を見上げると
目が合った。
即、そらされた。
コイツほんとに医者か!?
シュウイチはまた下を向く。
カルテを片手に持つ主治医はイチエに言った。
「お母さん、なんでもっと早く病院に連れてこなかったんですか。」
「寒ッ…」
「お母さん!!…」
肩を上げたイチエは腕をこすりながら、診察室から出て行った。
…冷房ガンガンに効いてるからな。
その時、織姫と彦星が願い事をかなえてくれた、シュウイチはそう思った。
俺、一人や。
白い心だった。
淋しい。そんな気持ちは、心の0.00000000…1%位あったかもしれないが、
その時のシュウイチに感じ取ることはもう出来なかった。
あたふたした看護師が両手を必死に上下に振っていた
「シュウイチくん、大丈夫よ!寒い???」
「大丈夫や。出ていいか?」
「シュウイチくん後で病室に行くからね」
主治医が言う言葉を振り切るように、シュウイチは出て行った。
実際、全く耳に止めていないだろう。
待合に戻るが、既にイチエの姿はない。
はは。
しんどく体を引きずるシュウイチは、思わず笑ってしまった。
