ミーティングルームに
戻ったメンバー達


テヒョン…
お前に謝らないと


何?



結婚式の話…
ジョングクにしたんだ…



えっ?



いや、すまない
お前の許可も取らずに話して…



…ジョングクは…なんて…?




少し困惑していた様だが
特に何も言ってなかった…
ジョングクの事だ
お前の想いを受け止めてくれる



ジョングクと話…したいんだ…
きちんと向き合いたい



そうだな…その方がいい



きっと…ジョングクも
そう思ってるよ




そこへジミンとグクが戻って来た



ジョングク…



Vヒョン…おかえりなさい



迷惑かけて…すまなかった…




いや、無事で良かった…



あの、ジョングク…




話…たい…事…あるんだ…



俺も…



2人で話た方がいいな



じゃあ僕たちは別の部屋に行くよ



グクとテヒョンを残し皆出て行った




ジョングク…すまなかった…



謝らないで
僕の方もごめんなさい



えっ…?



ヒョンがジミナをまだ愛してるのを
ずっと気付いていたのに
見えてないフリをしてた
ジミナに近づかない様に
僕は…



当たり前だよ…
俺がジョングクでも
同じ事してる



ジミナとちゃんと話出来たんだね…



お前のおかげで
いい時間を過ごせた…



そう…良かった…



俺はジミナを愛してる
これから先も…ずっと…



わかってる…



お前から奪いたいとか
そう言う事じゃなくて…
俺自身がジミナと純粋に
親友になれるまで
無理に自分を否定する事を
やめようって…
そう思ったんだ…



…それでいいと思う…



俺の本音…言ってもいいか?



いいよ…僕も聞きたい…



ジミナがジョングクと
恋人になってから
自分が抱いてた気持ちに気付いた
少しずつ想いが募って
諦めようって思った事もある
思えば思うほど好きが
俺の中でどんどん大きくなって

なんでジョングクなんだ…
なんで俺じゃないんだ…
同じ…男なのに…
異性が相手なら諦められたのか?
同じ歳じゃなければ
俺がマンネなら
ジミナは俺を見てくれたんだろうか…
そんな色んな葛藤があったんだ…
お前といる時のジミナを見ていて
なんて幸せそうな顔するんだ
最高の笑顔を引き出せるジョングクに
俺は嫉妬しかなかった…

以前、俺にしか見せない顔するって
言ってただろ?



うん…



ジョングクにしか見せない顔
俺もたくさん見てきた
…羨ましかった

ジミナは誰にでも優しい
自分がどんな辛い状況でも
誰かを先に助けに行くし
あんな可愛い笑顔見せられたら

本当に天使みたいだ…
あんなやつはきっと…
どこにもいない…
だから…俺はいつまでもジミナを
愛してしまうんだ…

ジョングク…
ジミナを絶対手放すな…
幸せにしてやれよ
お前にしかできないんだ…
ジミナを笑顔にできるのは
ジョングク…だけだから…
いつまでも愛してやってくれ

ジョングクだから…俺は
安心してジミナを託せる
黄金マンネだから…
なんだって出来るだろ?



出来るよ…なんだって…出来る
僕のすべてをかけて
ジミナを守るから
Vヒョンにジミナの恋人として
認めてもらえる様に…



テヒョンはグクの手を握った
その手をグクは力強く握り返した



Vヒョン…結婚式の事だけど



あぁ、ヒョン達から聞いたんだって?



僕にも協力させてくれないかな…



お前とジミナの結婚式なのに?



ジミナが…皆んなに祝って貰える
結婚式を望んでるから




俺もジョングクに助けて貰えるなら
ありがたいよ
但し、ジミナにバレない様にな



わかった
ありがとうございます、ヒョン…



こちらこそありがとう…




ずっと心の中にあった蟠りが
静かに溶けていく様だった…





もうすぐジミナの大好きな雪が
ソウルの街に降る季節がやってくる…
毎年見る初雪
特別な初雪になればいいな…



(つづく)



画像お借りしました。ペコリm(_ _)m