もしも、非正規雇用者が交通事故被害者になったら

もしも、非正規雇用者が交通事故被害者になったら

弁護士も雇えない貧困者が交通事故被害にあった場合、保険会社に丸め込まれないようにするにはどうすればいいのか・・・身をもって、体験談を書き進めていきます。

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以前の記事でもお話したように、示談交渉で弁護士が当てにならないのであれば、自分一人で、保険屋と交渉していかなければならない。

 


相手は、保険のプロ、一円でも払いたくない・・・・これが本音でしょう。

 


ビジネスなんだから、仕方がないと、私も割り切っています。

 


だからといって、あいての言いなりになり、相場としてもらえるものを、もらえないのは腹がたつ。

 


今回の事故のように、こちらに100%非がない時は、なおさら、痛い思いをした分だけでも取り上げないと納得いかないですよね。

 


そのためには、

 

どうせ素人だから・・・と、最初からあきらめるのではなく、できうる限りの知識武装をして、交渉には望みたいものです。

 

 

 

そこで、やっぱりお勉強・・・・・

 

というわけで、まずは、図書館に行って、交通事故示談のHow to本を借りてくることに


示談本




 

今回の内容は、書籍や、ネットで調べた内容を、今回の事例のように、入院するような大きな事故ではなく、週に一・二度通院するで済むような怪我の場合の自分で示談交渉をしていく時に絞り込んで、できるだけわかりやすく、ひも解いていくことにしましょう。


私が本を読んで理解したことについて書いていきます。

間違っている場合もあるかもしれませんが、それは、あくまでも私の理解違いであり、書籍等に一切の責任はありません。

また、記事の通りにやった結果、不利益をこうむっても、私には一切の責任はありませんのでご注意ください。


 

 

 

まずは、損害賠償について基本的なことを理解しておきましょう。

 

何事も基本は大事です。。。

 

 

 

人身事故に遭った時に、被害者 が 加害者 へ請求できる損害は、大きく4つのことにわかれます。


1.積極損害
2.消極損害

3.慰謝料
4.物損
 



この 4 つ の損害を合計したものが、加害者へ請求することができる

 

 「 損害賠償請求の金額 」 となります。

それでは、ひとつずつ説明していきましょう。

 

1.積極損害

 


交通事故で怪我をすると多くの場合は通院で治療をしたり、大きな怪我になると、入院をすることもあります。その時に、


被害者が実際に支払った費用( 実費 )や、今後 確実に支払うことになる費用


のことを 積極損害 と言います。

積極損害には次のようなものが該当します。

 
  • 治療費用
  • 診察費用
  • 入院費用
  • 入院雑費用
  • 手術費用
  • リハビリ費用
  • 付添看護料介護費用
  • 通院交通費
  • 通勤交通費
  • 葬儀費用
 


また、以下の費用についても医師の指示があった場合に限り認められるみたいです。

 
  • 針灸 や マッサージ
  • あんま費用
  • 形成治療費
  • 温泉治療費 ( 医療機関の付属施設のみ )
  • 義足 や 車椅子 など治療器具の購入費
 



これらの費用を既に支払ったり、あるいは今後支払うことが確実だという場合に請求することができます。


基本的に請求出来る項目は決まっているようですが、細かいところは専門家でなければわからないことが多いです。

とりあえずは、 「 事故に遭わなければ支払う必要のなかった費用は全額請求する 」 というつもりでいたら、漏れもないと思います。

まあ、今回の私の事例だと・・・・

 

1.病院での治療代、

 

2.通院に必要なタクシー代

 

3.(自転車が治るまでの)通勤のタクシー代

 

 

 

ぐらいですが、それらはこちらで一切立て替えることはしていないので、

 

漏れの心配はないですね。

 

 

 

あ、ひとつ、忘れないようにしておかなければならないことが・・・・

 

事故当日のタクシー代・・・・これだけは、立て替えているので領収書を

 

なくさないようにしておかなければ。。。。。

 

 

 

つつきは、また。。。。。

 

弁護士も当てにならないというところで話は終わりました。

 


とりあえず、昼から病院へ行こうと、タクシーを呼んでみる。

 


ここは、しっかり対応していてくれましたね。

 

名前を名乗ると、すぐに「保険対応の方ですね」と、

 

余計な説明を省くことができ、助かりました。

 

 

 

さて、病院はというと、非常に混んでいる。

 


待合室もきれいで、飲み物のサービスもあるし、居心地は非常に良い。

 


「こりゃぁ~高齢者には受けはいいわな」

 


井戸端会議で、あそこの病院はいいという噂を耳にするのもわかる

 


が、・・・・・しかし・・・・・

 


診療の応対は????

 


人の話もろくに聞かず・・・・・

 

というのも、診療を受ける前に、待合室での問診で

 

あそこが痛い、ここが痛いと言っているのに、

 

診察室に入って最初に口から出た言葉が、

 

「なで肩ですよね」

 

その一言で、すべて(腰や足の痛みやしびれ)をまとめられてしまったような気がします。

 


どうも首の権威というか、それで有名な先生らしく、

 

終始、自分の論文が雑誌に載っただの、「ためしてガッテン」に取り上げられただの・・・

 

自慢話で終わったような気がする。

 

 

 

きれいで広い待合室。患者さん同士でくつろぎながら話をする。

 

先生は、どうも有名な先生らしくて話は面白い

 

再度「こりゃぁ~高齢者には受けはいいわな」とおもうしかないですよね。

 

 

 

いい病院という(まぁ、間違いではないでしょう)はなしも、もっとリサーチしてから判断する必要があるようですね。

 

 

 

 

 

この病院でいわれて、納得したことがひとつ、

 

むち打ち状態で首にコルセットをしていたのですが、

 

それは止めた方がいいそうです。

 

確かに固定することも大切なのですが、始終つけていると、首の筋肉が衰えてくるそうです。ほどほどに動くようにしていた方が治りも早いそうです。

 

どうしても耐えられなくてコルセットに頼るようならば、朝夕一時間ずつなど、時間を決めてつけるのをお勧めすると言っていました。

 

 

 

ゲェッ~~~~

 

久々に体重計に乗ってみたら、


71.8kg・・・・

 

これってどうよ????

 

 

 

事故で10日ほど仕事を休んで、その後も体が万全ではないので、

あまり動かないようにしていたら、一気に4㎏近く増えていた。

 


そりゃ~ズボンのお尻の部分はパンパンになるし、

ベルトのボタンもきつくなるワナ。

 


どうにかしなければ・・・・と考えても、まだ、以前のように

動けないし、消費させることは期待できないので、摂取する方を

減らすしかないのか・・・

 

 

 

さて、病院を変えることはできたが、いくとしても、午後からになるので、それまでにちょっと。。。




 

あまりにも、保険屋の対応が、はじめから隅に置けないような感じだったので、弁護士に相談できるか少し調べてみることに。。。




 

CMなどでも頻繁に流している○○○○レ法律事務所の無料相談に電話してみた。

 


私「交通事故にあったので、保障に関することで相談したいんですが」

 


と、投げかけたら、相手が最初に切りだしてきた話題が、

 

私自身が弁護士特約のついた保険にはいっているかどうか。

 

要は、弁護士特約がついていれば、そこから弁護士費用は捻出できるが、そうでなければ被害者である私自身の自腹になる。




 

弁護してしても金にならないような案件だったらあまり関わりたくないのだろう。




 

私「いえ、はいっている保険で弁護士特約が付いたものはないのですが」

 


弁「そうですか?、それじゃ示談になった段階で、弁護士を雇うメリットがあるかどうか判断しますので、今は治療に専念してください」

ガチャ・・・・

 

ホームページやCMでは、相談無料とうたっているが、相談もなんもする余地はありゃしない。

 


こりゃ、先々も当てにはならんぞ、

 

なんせ、入院するほどの怪我ではないし、そう多額の示談金にもなるような案件ではない。

 


つまり、相手が提示してきた示談金よりも、弁護士を介入させて自示談金を釣り上げても

 


弁護士に支払うほどの差額は生まれそうにないからね。

 


こりゃ、いざとなったら、孤立奮闘していかなければならないかも・・・

 

と思いつつも、この弁護士事務所の対応には、やはりちょっとがっかりでしたね

 

 

 
 

さて、日付も変わって、翌々日の月曜日。。。




 

事故当日、病院に訪ねてきた保険屋が言っていた通り、朝一番に電話がかかってくるか、と、思いきや・・・・

 

電話があったのはもう昼近くです。

 


受付かなんか知らないけど、女性からかかってきて、うわべだけのお約束?

 

「お体のほうは大丈夫ですか」ひとことを言った次の瞬間には(こちらの返事も待たずに)担当に変わりますから・・・・。

 

「何なんだよ???だったら最初から担当が電話して来いよ・・・」

 

冒頭から相手に対しての不信感がふつふつと。。。

 

 

 

また、電話に出た相手が、ヒトの怪我のこともそっちのけで、壊れた自転車の話からいきなりはじめやがった。




 

保「自転車の修理どうしましょうか」

 

私「どうしましょうかじゃないよ。そう高いもんじゃないし、新しいのに買い替えてよ」

 

保「わかりました。それじゃ新しいの買って、領収書をもらっておいてください」

 

私「はぁ~なんで??、どうして私がそんなめんどくさいことしなきゃなんないのよ。そっちで、買い替えて用意してよ。」

 

保「そういうわけには・・・・」

 

私「第一、今の自転車どうすんのよ?交番に置きっぱなしになってんだけど」

 

保「え?」

 

私「え?じゃなくて、お宅が取りに行くって、交番には伝えてあるんだけど。それを自転車屋に持って行って同じものを用意する。。そうじゃないの?どうして私が手間暇かけて、そんなことしなきゃならないの?しかも、自転車代まで立て替えなきゃなんないのよ

 

 

 

基本的に、事故にあわなかったら、しなくてもいいことは、する必要はありません。

 

壊れた自転車の段取りなど、時間や手間をかけて、被害者がする必要はないです。

 

 

 

保「わかりました。どこの自転車屋で買えばいいですか?

 

私「知るか?そっちの都合のいい自転車屋にいけばいいでしょが。」

 

保「わかりました。それじゃ今の自転車はどこの交番にあるんでしょうか」

 

私「○○の交番にありますよ」

 

保「それはどこでしょうか?」

 

私「はぁ~~?それぐらい自分で調べなさいよ」

 

保「わかりました」

 

 

 

とにかく、こっちにいろいろなことを振ろうとする。

 

自分で責任を持って調べて行動を起こそうと思わんのかねぇ?

 

甘えるのもいい加減にせぇ~と言いたくなりますよ

 

 

 

私「ところで、病院、変わりたいコト聞いた?」

 

保「はい、どこの病院がいいでしょうか」

 

私「別に、かかりつけの病院があるわけでもないし、そっちの都合のいいとこ紹介してよ」

 

保「そういうわけにはいかないんですよ・・・。こっちで決まるわけにはいかないもので」

 

なるほど、やはり、保険屋が病院を決めると、後々問題になる場合もあるのかもしれないかもね?・・・と、ここは納得して、

 

ちょっと近所の井戸端会議でよく話に出てくる病院を思い出しました。

 

 

 

しかし、この病院がまた・・・・その話はまた後日に・・・・。

 

 

 

私「○○整形外科にするから・・・、それにタクシーで通わなければならないけど」

 

保「はい、かまいません」

 

私「あと、通勤も、しばらくタクシーになるけど・・・」

 

保「はい、病院と通勤はタクシー使っていただいて構いません。」

 

  私「病院代やタクシー代立て替えるつもりないから、その辺はしっかり段取りしておいてくださいね

 

  保「どこのタクシー会社をお使いでしょうか」

 

  私「○○タクシーだけど」

 

  保「解りました、段取りしておきます」

 

 

 

これで、病院代タクシー代を立て替える必要はなくなりました。

 

 

 

基本的に、

 

事故に合わなかったら、やらなくて済むこと、使わなくていいお金をこちらが負担する必要はないということです。

 

 

 

タクシー代にしろ、病院代にしろ、一旦立て替えて、あとで清算するのが一般的なようですが、そうなると、事前に現金を用意しておかなければなりません。

 

保険屋にすべて段取りさせて大丈夫です。