高次脳機能障害とお医者さん | ただいま高次脳相談中@京都の交通事故弁護士フジカワのブログ

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京都の交通事故弁護士フジカワが高次脳機能障害の方のご相談やご依頼を受けた時の経験談や、研修や当事者団体・支援団体を訪問させて頂いた時に当事者の方と触れ合って感じたことを書くブログです。
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フジカワは弁護士になって10年になります。

弁護士1年目に交通事故で高次脳機能障害となった被害者の方と出会ってから何十人もの被害者の方からご依頼を受けてきました。

その経緯についてはプロフィールをご覧ください。

 

さて、10年前はお医者さんの間でも高次脳機能障害に対する理解が乏しく、高次脳機能障害の証明にとても苦労した記憶があります。

その頃と比べると、現在、医師の間で高次脳機能障害に対する理解は広がってきたとは思っています。

 

それでも、時々、高次脳機能障害を理解してくれないお医者さんに出会うことがあります。

 

あるお医者さんは、事故に遭ってまだ2週間しかたっていない子供さんの親御さんに、「もうこれ以上できることがないから来なくてよい」と言ったそうですが、学校生活を長期的にフォローしていかないと、症状は見えないのではないでしょうか?

 

別のお医者さんは、事故に遭った本人が症状を訴えても、事故に遭ったのだからそれくらいの異常はあると言って、高次脳機能障害の可能性すら検討してくれなかったそうですが、それは検査してみないとわからないのではないでしょうか?

 

フジカワは、こういうお医者さんに出会った方には、高次脳機能障害のことをよく理解してくださっているお医者さんをご紹介させて頂くことにしています。

 

先日も病院に同行させて頂きましたが、それは丁寧に診察して頂けましたし、後遺障害診断書も快く引き受けて頂きました。

高次脳機能障害はお医者さん選びによって大きく変わると言わざるを得ません。