社会福祉協議会ボランティアグループの研修に参加しました。
場所は奈良【植村牧場】。
近鉄奈良駅から3つ目のバス停下車という交通至便さ。コスモス寺として有名な「般若寺」さんの西隣。 そう、いわゆる住宅街。 街中に牧場があるんです!
「昨日の夜から今朝に搾乳した牛乳です。日本で一番新鮮な牛乳ですよ~」
手渡された牛乳をいただきながら、代表の黒瀬様のお話を伺うことができました。
(おじさんたち、どこから来たの~!?)
「住宅街ということもあり、ニオイには気を遣っています。 下にはオガクズを敷き詰め、回収してたい肥にし近隣の農家さんで使っていただいています。 その農家さんの屑野菜を頂戴し、牛たちにやっています。
大根が多かった翌日は少々水っぽいみずっぽいお乳になったりもしますが、それはそういうもとのして調整せずに出荷しています。 奈良ホテルにも納品しています。」
確かに牛舎と運動場の近くにくれば牧場特有のニオイはしますが強烈ではありません。
敷地の外は全くわからない。 そんな徹底した管理をされているんですね。
(写真?撮っていーよー)
「さきほどの学生さんたちは、北海道の農業高校の方です。」
うん、元気な一団がいたいた。 ヤギや犬と戯れてたし。
そっか!だからこの冷え込みに半そでソフトクリーム。(笑)
「北海道に牧場はいくらでもあるんでしょうけど、小規模でも街中ででもやっていけるという事例を、見に来られるんですよ。」
全国的に有名なんですね。
「牛舎は明治時代にできた木造で、奈良市の『まちかど博物館』に指定されています。」
(牛舎しぶくていいでしょー)
明治創業という歴史ある植村牧場では、15名ほどの知的障がい者の方が住み込みで働いているそうです。
「知的障がいがある人、住み込みで何十年も働いてくれています。 もちろん、むずかしいこともありますが。」
(みんな一生懸命お世話してくれるのー)
北海道の農業高校の学生さんの他、地元中学の職業体験の生徒さん達もいらっしゃるという開かれた牧場なんですネ。
植村牧場には牛さんと
(あいつらムチャしよるわ~)
学生さんの熱烈愛情にお疲れぎみのやぎさん
(北海道じゃ珍しくないでしょうに)
クールな羊さん。(笑)
この他、学生ズボンが大好き過ぎて離れないわんこ(秋田犬)に、看板にゃんこもいますよ~。 (にゃんこは現在ケガ療養中。)
売店では牛乳はもちろん、ソフトクリーム🍦も販売。
残念なことに伺ったこの日は牧場内にあるカフェレストラン「いちづ」の休業日
奈良ホテル出身一流シェフのランチを食べ損ねてしまいました
売店横にあるミニミニ博物館では、昔の一斗缶や顕微鏡に天秤、昔の牛乳瓶を展示。
ノスタルジックな気分にひたれます。
牧場までは行きにくいかも・・・な方も、植村牧場さんの製品は、現在開催中の「正倉院展」 於奈良国立博物館 ~11月13日でも出張販売されています!
売店は通年営業ではなく春から秋OPEN
カフェレストラン「いちづ」は年末年始と水曜日が定休日。
おでかけの際は、公式サイトをチェックしてくださいね。
http://www.uemura-bokujyo.co.jp/
なお、黒瀬代表はとってもお忙しい方です。
今回のような「研修」は予約をお勧めします。
植村牧場さんのお向いには、コスモス寺=般若寺さんの楼門がどーんと。
「あ、まだコスモス咲いてる!」
こら、行かな。
もち、ここからは個人負担・自由研究でございます。
お向かいとはいえ、西側からは入れないので💦ぐるーっとまわって東側に移動。。。
一番の時期は過ぎていたようですが、台風にもまけずこんな感じ ほぉ~っ
ご本尊の文殊菩薩さま(騎獅像)にしばしうっとり~
白鳳秘仏特別公開もあり、最近ご無沙汰していた見仏心がむくむく
癒されました~
秋晴れの元、学びに癒しに有意義な時間を過ごすことができました。
★植村牧場さんの関連記事★
・全国酪農経営体験発表会
https://www.zennoh.or.jp/milk/award/past/vol33/people/02.html
・【私の働き方】家族とともにコツコツと 植村牧場4代目 黒瀬礼子さん 産経新聞奈良支局
http://sankei-nara-iga.jp/news/archives/9360
・奈良県「植村牧場」における知的障害者雇用の取り組み(PDF) 名古屋学院大学
http://www2.ngu.ac.jp/uri/syakai/pdf/syakai_vol4404_07.pdf
らいふのーとアドバイザー
上級終活カウンセラー
熊川サワコ