阿字観
阿字(宇宙の本源)の一字に自己の内なる真実の姿を観じる深秘の観法
自心を知ればやがて運命の人、真実の出会いが訪れる
■ 阿字観 / 大日如来真言
「阿字(宇宙の本源)の一字に自己の内なる真実の姿を観じる深秘の観法」
❅ 法身大日如来・宇宙(法界)と瑜伽すると…
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● 運命の人(心から求め、深くつながる、運命的な出会い)
「阿(ア)」の一字をただ、ただ、ただひたすらにお唱えしてみる。
するとやがて、心の中いっぱいに響き、
しだいに晴天の青空のように心の中が澄み渡り、
大海のように大きく広く豊かな心が自己の中心にあることに気づく。
自心を知れば、運命の人、真実の出会いが訪れる。
あなたのことを必要とし、待ちわびてる人が必ずいる。
■ 阿字観(あじかん)
悉曇(しったん)文字のaの字(阿字)を対象とする観法。密教では、阿字は本不生(ほんぷしょう)の義を有するとされ、阿字の観想によって本不生の理を証得することを目的とする。
「阿字観」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.9.
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瑜伽(ゆが)
サンスクリット語yogaの音写語。原義は、結びつくこと、結びつけることの意。感覚器官が自らに結びつくとによって心が制御される精神集中法や、自己を絶対者に結びつけることによって瞑想的合一を図る修行法をさし、現今の心身の健康増進法としての〈ヨガ〉もこれに由来する。
「瑜伽」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.1024.