もうすぐ一年。
辛く、厳しく、とても長く感じたあのお四国の道。
今、振り返ってみても、たくさんの事に触れ、
いろいろな出来事に遭遇した。
とかく人は、時間に追われる毎日ばかりを過ごしていると、
ついつい目先の事にばかりに「意識」が、
「心」が、いつしか「その事」だけに囚われてしまう。
まるで、薄暗い地下の牢獄にでも閉じ込められたかのように。
いつしか、そこから抜け出すことも、
抜け出そうとする気力さえも消え失せ、
気持ちはどんどんと塞ぎ込むばかり。
そして、この苦しみだけが、この先もずっと、
無限に続くように思い込んでしまう……
ひとたびお遍路に出かければ、
知らない人同士、ニッコリと笑顔で「よう、おまいり」、
決して、平坦な楽な道ばかりじゃないけれど・・・
歩き終われば、また一歩先を進みたくなる。

それでは、午後からも素敵な実り多き時間となりますことをご祈念いたしております。
追記 今後は機会を設けて皆様方とも歩き遍路もをご一緒したいと思っております。
合掌