実は、幼少期から・・・
私は、他人には見えないものが・・・
時々、見えておりました。
それは、夢枕に立つ縁者の姿であったり、
崇高な光であったり、
時には、人の姿をしていない物までも・・・
「嘘つき」と呼ばれ、仲間はずれにはされたくない、
「変な奴」と白い目でみられたくない、
他人と違う自分が・・・
異常に思え悩んだ日々・・・
他人と違う自身に、
何か漠然とした不安や悩みを抱えた・・・幼少時代・・・
やがて、いつの日からか・・・
己の心を強くしたい、
さらには、己の心の迷いをふり払いたい、
そう一心に念ずるようになりました。
それは、目先だけの事象に囚われず「実相」を見極めれる「真実の力」、
仏教では、それを「五眼」(ごげん)を開眼するともいいます。
◆ 肉眼(にくげん) : 人間の眼
◆ 天眼(てんげん) : 天人の眼
◆ 慧眼(えげん) : 縁覚・声聞の眼
◆ 法眼(ほうげん) : 菩薩の眼
◆ 仏眼(ぶつげん) : 仏の眼
物事の本質を見極めるため、肉眼から仏眼へと五段階に「心の眼」(眼力)を昇華させていきます。
それによって、森羅万象における「真理」(さとり)にたどりつける・・・
あれから長い歳月が流れました。
ようやく、私自身の見えていた物の正体、
また、あの「光」の意味がはっきりとしました。
先の五眼にならい、
皆さん方も自己の内なる「心の眼」を今こそ・・・開いてみませんか。
それには、まず自分を信じて向上心をもつこと(肉眼)、
次に、誓いを立て探究心をはたらかせること(天眼)、
そして、心を研ぎ澄ませ(慧眼)、
さらに、澄んだ心の眼で素直に物事を見極める(法眼)、
最後は、神仏加護・「智慧と慈悲」を・・・さとる(仏眼)・・・
たとえ、今がどんなに辛く苦しくても、
それは、ひとつの通過点にしかすぎません。
ご自身の「心の眼」が必ずや開くことを信じ、
けっして何事もあきらめずの心で。
合掌
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