麻雀のお話 | てぬぐい専門店「ジカンスタイル」

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日々のあれこれをつづります。

こんにちは丸の内店 店長の岩渕ですパンダ


いや~寒いですね~!

今日は23区内で今年初の積雪でした雪の結晶

道理でいつも以上にベッドから出られないワケです(言い訳、笑)


せっかくなので寒さにまつわるお話を雪



手ぬぐいや風呂敷にも多く使われるモチーフ、【すずめ

kenemaでは≪合歓の木雀≫(左)≪真冬のしじま≫(右)にも登場します。



とりわけ、≪福良雀≫(中央)は、縁起のジャンルに含まれています。


『はて、なんでスズメが縁起??』


と、思った方も多いのでは?

はい、かくいう私もその一人です(笑)


なので、詳しく調べてみましたよすずめ



まず、【すずめ】の名前の由来から。

〈すず〉は鳴き声を表し、〈め〉は群れをなす姿をいうのだそうです。

(※カモメやツバメの〈メ〉も同じ意味だそうですよ)


名前の通りに仲良く楽しげに集う姿から、一族繁栄や家内安全を願う意味合いを持ちます。


また、昔から人間の暮らしの傍らに寄り添い生きてきたた雀は、

時には稲を食い荒らす害鳥ながら同時に害虫を退治する益鳥として、

そしてまた時には福徳をもたらす瑞鳥として崇められ、またその愛らしい姿から

様々なモチーフにも使われてきました。


中でも、絵や家紋などに使われる際には、生命力の強さを願う竹や笹との併せ技で、

一族・子孫繁栄の意味合いを強めたものが多く遺されています。

(※手ぬぐい<福良雀>も竹との併せ、そして左下には紋が!!)


そして、問題のふくらすずめについてへーちゃん


出典: http://d.hatena.ne.jp/hiroshisj/


まんまる過ぎて、よく転がりそう(笑)

か、かわいい…( ´艸`)


冬の寒さから身を守るために全身の羽毛を逆立て、真ん丸になったすずめ、もしくは

良く肥えて膨れたすずめの姿を指します。


脹雀、福良雀、福来雀、縁起の良い漢字を当てた書き方が様々。

そして【富と繁栄を願う】との意味合いを持ちます。


また、ふくらすずめの姿に似ているという事で、虫や、髪・帯の結び方にも、

同じ名前が使われています。

(※雅子さま、紀子さまが結納の際は帯結びが、ふくら雀だったそうです)



ちなみにタイトルの麻雀。


ポンチーカンのアレではなくて、

実は中国語ですずめをこう書きます。


これは日本人なら混乱必至ですね(笑)

(※英語ではsparrow (スパロー)です)



さてさて、なるほどとご納得いただけましたでしょうか?


結局まとめてみれば、すずめは

家族が幸せであるようにとの意味があり、何より

かわいいってことです(笑)


私はすっかり、コロコロと丸い毛玉のような姿に心奪われ、この時期にしか見れない、

幸せの茶色い鳥を探すため、これから枝を眺める日々が続きそうですオペラグラス


もちろん、すずめ以外でも手ぬぐいにまつわるアレコレお話しますので、

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