これまで、いろんなブログを読ませてもらって、

一番学んだことは、「楽しむは伝わる」、ということです。

 

書き手として、実際に、パソコンやスマホの向こう側を

見ることはできないので、わからないのですが、

受け手としてなら、わかります。

エンジョイしているのが、伝わるんですよね。

 

「完成度が高くなくても、エンジョイしているものは面白い」、

ということも言えそうです。

自虐に走るか、本音を語るか、喝破するのか、

わかりませんが、その3つの“エンジョイ”は、

大抵面白いですね。

 

「楽しむ」ことは大切なのですが、

あくまで、「虎視眈々(こしたんたん)と」ということが

ポイントだと思います。

夜中のラブレターを、明朝に見たら恥ずかしくなるように、

自分一人だけの世界で、楽しさを追い求めても、

それは伝わらないよなあ、と思います。

 

お笑い芸人の人たちが、舞台に上がる前に、

必死の形相で、ネタの確認をしている表情が、

私は好きです。あれこそまさに、虎視眈々だと思うのです。

 

糸井重里さんが、キャッチコピーの新人賞を獲ったとき、

「このコピーが賞を獲らないなんて、おかしい。

もし獲れなかったら、それは審査員がわるい」とまで、

発表するものに自信を持っていたそうです。

 

このブログのなかでの、お楽しみの一つが、

最後の一行です。

その日のブログの「コピー」といってもいいかもしれません。

糸井さんのスタイルを真似て、書いています。

結論、まとめ、例え、遊び、反例…、いろいろあります。

たまーに、ですが、こりゃあ、読んでくれる人が、

「聞きたいこと」かもな、というものが書けます。

そんなとき、じぶんで「会心の一撃」と名付けています。

そして、私が投げたボールに、

ホームランのようなコメントを打ってもらえると、さらに嬉しい。

 

リアクションがわからないような新製品なんか作るな、

とホンダの社長が言っていたそうですが、なにかをつくるときは、

「虎視眈々と、企む」という表現がぴったりな気がします。

 

今日も、このブログに遊びに来てくれて、ありがとうございます。

誰かにプレゼントするときも、冷静な目が、役に立つと思います。