昨日は、「コピーライターが必要な理由」について、

書いてみました。企業の言いたいこと、だけではなく、

「消費者の聞きたいこと」を書けるからこそ、

コピーライターは、必要。そんなことを書きました。

 

「(自分が)言いたいこと」と、

「(相手が)聞きたいこと」というのは、

なにもコピーライターだけが考えることではない

ような気が、大いにします。

 

週に一度、わたしは遠くに住む兄と電話をします。

お決まりのテーマは、

「今週、何か面白いことあった?」です。

それを言い合うことになります。

電話をしていて、たまーに思うことは、

「(自分が)言いたいこと」と、

「(兄が)聞きたいこと」は、

違うんだよなあ、ということです。

 

一週間、電話をする時のためのネタ探しをするのですが、

たまーに、「おっしゃ、これはおもろい!

電話で話そう!」と、兄の笑い声を想像しながら、

ウキウキのときがあります。

いざ、電話。どの順番で、どう話せば面白いかを考えながら、

話すのですが、そのリアクションが、思った通りではなく、

いまひとつの時があるんですよ。

自分では、「これはおもしろい」と思っているのに、

兄は、「大しておもしろくない」という反応。

これは、「言いたいこと」と、「聞きたいこと」の

ギャップがあるせいだと思うんです。

 

「言いたいこと」と「聞きたいこと」のギャップは、

どんなネタを話すか?とか、どんなふうに話すか?という、

問題だけにあるのではありません。

お笑い番組で、ゲラゲラ笑ったあとに、

メッセージ性の強い音楽番組をみると、なんだか、

真剣になれないときのように、

そのひとのコンディション、気分、機嫌によっても、

「言いたいこと」と「聞きたいこと」のギャップは生じます。

コンディションの変化は、「聞きたいこと」の変化ですからね。

そう考えると、「聞きたいこと」って、奥が深いですねぇ。

 

次回も、「言いたい」と「聞きたい」について、書こうと思います。

 

今日も、このブログに遊びに来てくれて、ありがとうございます。

ちょいと、旅行に出かけるので、次回はちょいと、先になります。