うわっ、味がしみる~~。
それに、なつかしい~~。
あぁ、おいしいわ~~。
その日食べたラーメンは、これまで食べたラーメンの中でも、
1、2を争うほどのおいしさでした。
カウンターの前に掲示されている、
「お店のプロフィール」のようなものをみてみると…。
横浜で発祥した、
家系ラーメンの総本山「吉村家」の系統に属しているお店で、
その系統のお店限定の特殊な麺を使用しているとのこと。
わたしは、大学時代の4年間を横浜で過ごしました。
もちろん、吉村家にいったことも、なんどもあります。
吉村家以外にも、「すずきや」、「ひかりや」、「せんや」といった、
「家系」ラーメンを、よく食べていました。
サークルでフットサルをした帰り、飲み会の帰り、
はたまた、焼き肉の帰りなど(すごい胃袋)…。
夜中にラーメンを食べたくなって、
歩いて行ったこともしばしばで、
その時は、夜中なのに、半ライスを頼んだり、
カレーを、ラーメンができるまでのすき間時間に、
食べたりしていました。(カレーは20秒で出てくる)
そんな思い出が、冒頭の、「なつかし~~」となり、
それが、「おいしい~~」となったのです。
「なつかしい」が、「おいしい」となる。
これが、その日の発見でした。
舌がスイッチとなり、一杯のラーメンの中に、
楽しかった思い出が凝縮されている。おいしい。
もしかすると、そのお店のラーメンが、多くの人にとって、
べらぼうにうまい、というわけではなかったかもしれません。
(行列のできるお店、というわけではありません)
それでも、わたしの中では、めちゃうまだった。
これは、「おふくろの味が、おいしい」。
ということと、いっしょなのかもしれません。
実家に帰ると、何気ない料理だけど、昔を思い出し、
「ああ、この味。やっぱりこの味だよな」と舌鼓を打ちますよね。
体力仕事で汗をかいたあとの、ビールと唐揚げもおいしいし、
いつもは食べることのない、高級料理もおいしい。
も一つ、「なつかしい」もおいしい。
そんなことも、言えるかもしれません。
今日も、このブログに遊びに来てくれて、ありがとうございます。
この正月、たくさん食べてしまう気が…。正月は、おいしいです。