「ノーベル賞」で一躍有名になった山中伸弥さんの本には

どんなものがあるのだろうと探していて出会った一冊。

 

「ラグビー」の平尾誠二さんとの出会いから、

平尾さんの最期まで、命がけで戦った二人の友情が描かれる。

(詳しい説明は、こちら。アマゾンです。

 

第二回3軸で評価!

山中伸弥 平尾誠二・恵子『友情 平尾誠二と山中伸弥 「最後の一年」』(講談社)

 

①役に立つ:★★★★☆

チームプレーとは、「助け合い」だ。

よく、日本人はそう思ってしまうが、それは違う。

本当のチームプレーとは、

「個人が自分の責任を果たすこと」。

誰かを「助ける」ということは、

自分のプレーに影響が出る。

そのようなことでは、自分の責任は果たせない。

高校、大学、そして社会人と、

「日本一」に輝き続けた平尾さんの言葉には

説得力がある。

 

②面白い:★★★☆☆

医学部時代に「ラグビー」に献身した山中さんにとって、

「ラグビー日本一」の平尾さんは、まさに憧れの的。

平尾さんと、息子さん、そして山中さんの3人で

ラグビーボールをパス回ししたことがあった。

3回ほどパスを回して、平尾さんは、山中さんに一言。

「先生、下手やな」。

山中さん。「バレたか」。

 

③心に残る:★★★★★

「太陽のようなオーラを持つ人」。

山中さんは平尾さんをそう表現する。

一流企業のトップだろうが、中間管理職だろうが、

彼の周りにいると、みんなワーキャー、笑顔になるという。

病気と闘いながら、

平尾さんが最期を迎えようとするとき、

奥様に遺した最後の言葉は、

「頑張る」

だった。

ほんとうに、かっこいいなあと思わされました。

 

今日も、このブログに来てくれて、ありがとうございます。

役に立つ・面白い・心に残る人間、いいなあと思います。