先日、車ではしっていると、
牛丼チェーンの「すき家」が見えてきた。
そして、道路沿いに設置されたのぼり旗を、
思わず二度見してしまった。
そののぼり旗が、明るい緑色だったからだ。
牛丼で緑?!
サラダを牛丼に乗せたの?!
驚きとともに、記憶に残った。
帰宅すると、その勢いで「すき家」を検索。
緑ののぼり旗の正体は、
「シーザーレタス牛丼」だった。
期間限定商品で、
牛丼の上にシーザーサラダを乗っけたのだった。
「珍しいなー」と思った。
でも、「食べたい!」と「共感」はしなかった。
「シーザーサラダ」が苦手だったからだ。
もし、「シーザーサラダ」が好きで、
「食べたい!」と「共感」していたら、
「シーザーレタス牛丼、面白い!」と思っていただろう。
糸井重里さんが、
「面白い」は、「珍しい」と「共感」の二つかな、
と言っていた。
牛丼屋に、初めて「カレー」が登場したり、
「うなぎ」がメニューに加えられたりしたとき、
「珍しい!」とともに、「食べたい!」と「共感」した。
しかし、それらも定番化すると、
「食べたい!」という「共感」は残るが、
「珍しさ」は衰退していく。
つまり、その2つから成る「面白い!」という「好奇心」は、
なかなかくすぐられない。
そこで、牛丼単独の「共感(食べたい!)」は残して、
「珍しい」新メニューを考えて、
お客さんの「好奇心(面白い!)」を触発する。
それが、「牛丼に隠された戦略」と言えそうだ。
「共感」ベースの「珍しい」。
それが、「カレー牛丼」であり「うなぎ牛丼」であり、
「シーザーレタス牛丼」だと考えられそうだ。
今日も、このブログに来てくれて、ありがとうございます。
生卵だけでなく、温泉卵があることも「好奇心」をそそる?