初めまして。そして、ご訪問ありがとうございます。
ワクチンも治療薬もない、ジカ熱やデング熱の情報を。
そして、害獣(ハクビシン、アライグマ、カラス、イノシシ等々)の
対策に関する情報も併せて発信しています、うがた と申します。
4年前に、くも膜下出血を発症し、約1年のリハビリ後、
奇跡と呼ばれる社会復帰。せっかくもらった第二の命を
誰かのために、役立てたいと思って生きています。
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ちょいと長い話なので、お時間がある方、どうぞ。
事の始まりは、5月の下旬。
静岡県富士市の方より電話がありました。
「モグラが穴を掘って、それも何カ所もあって、
とても困っているので何とかして欲しい」
僕の仕事は、害獣バスター(害獣を追い出す仕事)。
状況を見て、原因を探り、どんな処方がいいのか、
スタッフと協議し、現地に赴いて、対処する仕事です。
害獣を見つけて、鉄砲で撃ったり。
罠を仕掛けて、捕獲する、という
いわゆる一般の駆除業者とは違います。
まだ、正式名称ではないですが、
“害獣退散業”なんか、いいかもと思っています。
あくまでも、家についた害獣たちには、ここにいてはいけないから、出て行きなさい。
農地などにやって来る害獣には、ここにきてはいない、ということを知らせ、とにかく退散させる、ということをやります。
そこで、今回の場合、モグラ、というお話しでしたので、
まずは、被害状況、状態を知りたいので、写真を送って欲しいと。
写真を見てみると、?????
モグラではない、とぴーんときました。
モグラの場合、見たことがある人もいると思いますが、モグラ塚と呼ばれる、こんもりとした土塚によりモグラがいることがわかります。電話で、「人間の足が、ズボッとはいってしまうんです」とおっしゃっていたので、そもそもモグラではないかもと、疑っていたのですが案の定です。
これは、アナグマですね。
最近では、ハクビシンや、アライグマの被害が拡大しているので、名前するら知らないという方も多くいるのですが、アナグマは日本にずっといる在来種です。
今回のお客さまも名前すら知らなかったようで、「アナグマによる被害だと思われます」と告げたらビックリしてました。クマ=熊、とんでもなく危険な動物、と思われたそうです。
アナグマは、基本的にハクビシンや、アライグマ、タヌキとは近い種類で、体の大きさも同じ位、人間に危害を加えることは聞いたことがありませんとお話ししたら、少し安心してもらって、、、、、さて、どうしようかと。実際に伺ったのは6月の下旬でした。
使用する害獣忌避剤は「ヒトデのプーさん」。この商品の名前は、僕が名づけました。特徴を細かく言うともっと長くなってしまうので、興味ある人は僕のサイト(まだ未完成ですが)をご覧ください。
具体的には、この「ヒトデのプーさん」の水溶液(水20リットルに対し、プーさん1kgに2時間漬け込む)を穴とそのまわりに、撒く。さらに、残ったヒトデのプーさんを、庭に撒く、ということを行いました。
そんなの撒いて大丈夫?なんです。
ヒトデは昔から北海道では、畑の肥料として使われているです。ですから、庭の植物の栄養分となりますので、緑が鮮やかになるのです。害獣もいなくなって、緑もきれいに。一挙両得ですね。
しかし、僕は思います。
このアナグマ、果たして害獣なのか。お客様にお聞きすると、家の近くに新東名高速道路が建設されるにあたって、森林が伐採されたと。その後に、このような被害にあったと。
想像するに、それまで暮らしていた森林から追い出されたアナグマが住処を探しつつ、たどり着いたのが、ここ。人間による開発による犠牲者でもあると思うのです。
だから、なるべく殺さないで、人間と共存できる場所を探していきてほしいな、と思っているのです。
モグラだったり、ハクビシンだったり。ちょっと困ってるんだ、という方がいたらぜひ、ご相談ください。当然、相談料は無料です!!!