愛犬の名前は、ミルク。

ミルク


ミルクはオス。生後1年目くらいに去勢をしました。
去勢をしてから1年くらいたった頃から、皮膚炎に悩まされました。
去勢が、ホルモンバランスを崩してしまったのかもしれません。

その後、今まで一度もご飯を残したことがないミルクが、ご飯を残しました。そして、ケージから出してもすぐに戻るようになったりしました。

「おかしい!。どうしたんだろう」

そう思ってから数日後、ケージから外に出したところ円を描くようにくるくると歩き始めました。足どりもフラフラしています。また、頭が痛くなる時があるのか奇声を上げる時もありました。

これは異常だと思いすぐに、某大学動物病院に行きました。

レントゲンを撮ったところ、すぐに診察結果がでました。水頭症だったのです。

(水頭症)

犬の水頭症は、脳の内部を循環している脳脊髄液が異常に分泌され、脳圧が高まることで発症する。脳脊髄の過剰分泌は、先天性の奇形や、脳腫瘍などによる経路の閉塞が原因となって起こる先天的な要因。


(治療法)

犬の水頭症の治療は、脳脊髄液の量を減らし、脳圧を下げるために副腎皮質ホルモン薬や降圧利尿薬を用いる。重度の場合、外科的手術をおこなう場合があるが、手術や術後の管理は非常に困難で完治はむずかしい。



水頭症の根本的な治療はないという不治の病だったのです。

ショックでした。ミルクと目をあわせるたびに、何もできない自分が悲しかった。


手術ではなく、降圧利尿薬に頼る日々が続きました。


つづく。