時には
寄りかかって
集まって
慰めあったり
笑いあったり
泣きあったり。
樹が好きなのは枝があるから。
桜が好きなのは花びらがあるから。
寄り合って
別れて
また会って。
私たちが喜ぶべきことは
人間は自分の意思で動いていける
近づいて
遠ざかって
一人になって。
また近づいて。
そうやって
そうやって
大切なものを傷つけないよう
大切なものを傷つけないよう
力になるなんてそんなたいそうなことじゃなくて
ほんの少しの
ほんの一部。
枝や
花びらや
そんなものに。
そして
時には誰かの幹や
花になれる瞬間があれば
わたしたちは
咲いた花より
太陽に向かう樹より
強く美しくなる
周りにいる人が何かを見つけて感じることは
自分が何かを発見すると同じ喜びがあるって今日思った。