詩■手紙 | 次回予告-WEBネタ格納庫-

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君がいた季節が終わり
一人だけの夏がくる

私はその事実を受け止めなければいけない

時に人生は過酷で
私達は何度も傷つき涙を流す

繰り返し繰り返し 過ちを犯し
そこに何かを見つけ
私達は少しずつ 人の痛みを知り
沢山の世界を見る

痛みに耐えてきた背中は
傷だらけでも 決して硬くはならず 柔らかなまま

子供のような滑らかさでまだそこにある

その背中を撫でることができたら


私達は長い間、子供のまま 眠りつづける

私達は永い永い命の中で傷ついて泣いて夢を見る

いつしか夢は現実となり現実は夢となる

果てしない私達の孤独はその中で終わりを告げ

天使にかこまれて幸せの中で目を覚ますだろう





涙の川を渡り

わたしたちは明日をみる

溺れそうな時も微かに見えるあの光を目指して







優しい手があった

その手は 見覚えのある手でよくみたら
あなたたちの手だった

ありがとう