憶えていない…。
知っていたかった。
何という言葉を吐き出し何を返されたのか。
それとも何もなかったのか。
「ありがとう。居てくれて」
目覚めた時、瞼が重くて
鏡を見ると瞼に粘土がくっつけてあるみたいになっていた。
苦笑い。
お酒が力をくれたんじゃなくて
塞き止めていた壁が取り払われ
ただ心に蓄積された想いが流れ出しただけだろう。
心が軽い。瞼は重い。
バランス、
天秤には何ものせない。
量るのではなくて感じて生きていく。
それは生まれてから死ぬまで変えたくない。
自分の大切なものを大切に思う
大切にする
捨ててもいい いらないものは
無理してもいい 無理しないことが痛みを生むなら
心が軽い
空が青い
何もない空
光がある空
それは心を映している
高揚と平静がある心
そんな空
輝く空