2012年11月08日

 タクシー運転手を殴ってけがを負わせたとして、青森県警十和田署は6日、十和田市東五番町の飲食店経営畠山真一容疑者(38)を傷害容疑で逮捕し、発表した。暴行時の様子を撮影した動画がインターネット上に投稿され、十和田署などが捜査を進めていた。
 署によると、畠山容疑者は4日午前7時ごろ、同市東三番町の飲食店前の通路上で、タクシー運転手の男性(68)=同市三本木=の頭や顔を殴るなどして、7日間の頭部打撲などのけがをさせた疑いがある。畠山容疑者は酒に酔った状態だったという。
 運転手は畠山容疑者が経営する飲食店からの連絡で客を迎えに来ていた。暴行を受けた後、運転手が同日中に十和田署に届け出た。
 ネット上の動画には、畠山容疑者が大声を上げて運転手の胸ぐらをつかんだり、顔を平手打ちしたりする様子が映っていた。数十件以上の問い合わせが十和田署などに寄せられ、捜査の参考資料にしたという。署は当時の状況を詳しく調べるために、動画の撮影者や投稿者の特定を進めている。