前回6月9日から入院して検査した肝臓の腫瘍について、画像診断では腎臓がんの転移ではなくて原発の肝内胆管がんの疑いと診断されていました。


肝内胆管がんは、川島なお美さんも患った厄介ながんの一つになります。


入院時、消化器内科・外科の合同カンファレンスで、私の場合は腎臓がんの転移が肺と背骨にあるので、この肝内胆管がんの疑いの腫瘍について手術が出来ないと結論されました。


そしてがんを確定する生検を行う時に、同時にラジオ波焼灼法で焼く事を提案されました。


入院時の病棟の主治医には、腎臓がんの転移がある以上は手術出来ないのはしょうがないと思い、ショックでしたがその時は了承しました。



退院後調べていると一般的な肝臓がん(肝細胞がん)と転移肝がんについては、ラジオ波焼灼法が有効な治療法とされていますが、肝内胆管がんの場合は手術が推奨されていて、手術が出来るのと出来ないのではその予後に差がある報告が目につきました。


肝内胆管がんの治療にラジオ波焼灼法が否定されている訳ではないとしても、実際の治療で行われるのは極めて少ないと思いました。



そんな中、治療方法に迷いが生じた時に友人から声をかけて頂き、相談させてもらいました。


友人は親身に相談に乗ってくれて、真剣に考えてくれた上でいろいろとアドバイスしてくれました。



肝内胆管がんの疑いをラジオ波焼灼法で治療する事への疑問が大きくなり、外来で消化器内科の主治医に手術が出来ないか相談しに行きました。


外来の主治医には、この病院では手術出来ないと言う結論になったので、この結論を覆すのは難しく仮に出来たとしても長い時間が掛かってしまうと言われました。


ただ肝内胆管がんの治療の一番手は手術と言う事は理解してくれていて、別の病院(N病院)を紹介してくれました。


セカンドオピニオンではなくて、N病院での治療を前提とした紹介です。


そして紹介状(診療状況報告書)と画像データCD等を用意してくれて、今日それらを持ってN病院の外来を受けて来ました。


N病院の先生はCDの画像を見て、肝内胆管がんかどうかは分からないけど、この腫瘍は手術可能だから手術を前提とした検査を受けて貰いますと言い、造影CTを始めとした諸検査を初診の今日早速受けて来ました。


あと2日間(7/14、15)で残りの検査を行い、各検査結果に問題がなければ入院して肝臓の手術となる事になりました。


一つだけ不安な事は、骨髄抑制による白血球と血小板の低下が回復しているかどうかで、今までなかなか回復しなかった現実があるので、今日の血液検査の結果が気になっています。


何とか手術出来る運びになって、この3年間すったもんだした肝臓の腫瘍とおさらばしたいとホント思っています。



6月の入院時に、手術が出来ないと言われた時に凄く凹みましたが、友人の励ましとアドバイスのお陰で灯りが見えて来た事をとっても嬉しく思い、ただただ感謝の念でいっぱいです。