(ととチャ~~ン♪、
そんなところで、なに、たそがれてるの?)
・・・アタイ、ととです。
もう、ショックでショックで、ジジちゃんが信じられません
(お腹の中に隠しているのは、なにかな~~?
かあさまに、みせてごらん?)
・・・アタイの、大事な、大事な、獅子丸くんがね・・・・獅子丸くんがね・・・・
(あ~~~っ!
鼻が取れちゃってるじゃない!
あんなに可愛がって、くちゃくちゃしてたのに。
これ、抱っこしてたら、おとなしくってジジも平和だったのにさぁ。
もう、こわしちゃったの?)
・・・ちがうんだもん。
獅子丸くん抱っこして、くちゃくちゃしてたら、
ジジちゃんと遊ぶ気も起きないくらい、楽しくって、
アタイ、すごくかわいがっていたのにさ、
ジジちゃんが、獅子丸君のお鼻、ちぎっちゃったのぉ。
(うっそぉ~~
だって、ジジは心臓君だって、こわさないんだよ。)
・・・そうさ、自分の心臓君は、大切にしてるくせに、
アタイの獅子丸君は、食いちぎったのよ。
ごめんね、獅子丸君、守ってあげられなくって。
あとで、きっちり落とし前つけておくからね。
(そ・・そうなの?!
ちょっと、ジジ! アンタが食いちぎったの?)
ぐ~~
聞こえませんがな・・・