ココのところ、寒い日が続いている。
自称夏オンナの、かあさまは、
夏の間、暑いというと、夏ですからね~~と、
全然取り合ってくれないくせに、
冬の間は、寒い、寒いと、うるさいのだ。
そんなに寒けりゃ、アタシと一緒に走ってごらんよ。
アタシと一緒に、ボール投げしてごらんよ。
体を動かせば、暖かくなるよ。
それなのに、かあさまとハナママは、
寒い寒いと、立ち話。
しょうがないな、いっちょ、遊んでやるかな。
ほらほら、面白いボールを借りてきたよ。
これは、つかみやすいと思うな~~
投げやすいと思うな~~
取りにおいでよ。
ほらほら、ゆっくりとドリブルしてるから、
取ってごらん。
アタシ、手を抜いてあげるから。
ね、取りに来て。
え?無視かい?
じゃ、近くまで持っていってあげるから。
ね、テニスボールみたいに、
かあさまが取ろうと、手を伸ばしたとたんに、
咥えたりして、意地悪もしないから。
え?まだ、信用できない?
じゃぁね、ちょっとアタシに、隙を作ってあげるから。
ほら、アタシ、隙だらけ。
今がチャンスよ。
ほら、取ってごらん。
これでも、取れる自信がないのね。
仕方が無いな・・・・
ホラホラ。
後ろ向いてあげるから、
今のうちにとってごらん。
エヘへ・・・でもね、
絶対アタシのほうが、動きは早いのだ。
絶対、このボールは取らせてあげないのだ。
どんくさい、かあさまやハナママには、負けられないのだ。
ヘヘン。
取れるもんなら、取ってみな~~~♪
(ボール、ゲットォ~~♪
私の、勝ちぃ~~♪)
ああ”~~~~!!!!
ボール、蹴りやがった!!
手を抜きやがってぇ~~
この、無精者っ!
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