(こんにちは~♪)
かあさまが、すれちがうワンコづれの、お姉さんに微笑む。
単に、すれちがうご挨拶じゃ、ないぞ。
やけに、なれなれしい。
(?こ・・こんにちは?)
怪訝な顔の、おねえさん。
(ジジママ~、今の人、知り合い?)
と、ハナママが聞く。
(え~~?
ハナママのお友達ジャン。
この前、商店街でもお会いしたんだよぉ。
私一人だったし、犬連れてなかったから、
挨拶してもわからなかったみたい。
やっぱ、ハナママと、ハナと、ジジと、4点セットじゃなきゃ、
わからないもんだね~~!
わっはっは!)
(・・・私の友達じゃないよ・・・)と、ハナママ。
(え? だって、ハナパパの恩師のお嬢さんだって、
前に紹介してくれたじゃない?)
(あ~~~! ジジママ!!
それ、全然違う人。別人。
私、あの人、しらないよ。)
あ~~~~~!
また、やってしまった!
かあさまは、昔から、この手をやらかす。
駅でよく知った顔に出会ったので、
にこやかに、ご挨拶したあとで、
どなたか思い出せなくて、
ず~~っと思い悩んだ末、思い出せたら、
昔、時間つぶしによく使った、ファミレスの店員さんだったとか、
よく行くスーパーの、レジの方だったとか。
挨拶された方も、きっと誰だか思い悩んで、
眠れない夜をむかえるのだろう・・・
人騒がせなこった・・・
覚えなくっちゃいけない人の名前は、
覚えられないのにね。
かあさまの記憶は、実にあいまい。 いい加減。
しっかりしろよ!
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