(今日は、雷雨になるでしょう。 傘を持ってお出かけください。)
こんなに、キラキラまぶしいお天気なのに、
天気予報、本当かしら?
絶対、雨なんか降らないと、
信じてお昼寝してたのに、
ふと、目覚めると、あたりが暗い。
え? もう夕方?
そんなに寝てた?
やだ、まだ30分じゃない。
おや?
と思ったその瞬間、
バケツの水をひっくり返したような雨が降ってきた。
木も、家も、車も、
大きな雨粒にたたかれて、痛そうだ。
暑く焼けたアスファルトが、
みるみるうちに冷やされていく。
跳ね返る雨のしぶきが、
車や、屋根や、アスファルトの悲鳴に見える。
いきなりフラッシュたかれたと思ったら、
バリバリバリッ!!!
と、空気が割れる音がした。
アタシは、雷なんか、怖くない。
花火の音だって、へっちゃらだ。
だけど、今日のは、ちょっとすごいぞ。
ねえちゃまたちは、キャーキャー言っている。
アタシは、雷なんか、怖くない。
怖くなんかないけれど、
かあさまの足に、ちょっと触ってみたくなる。
そうしたら、ホラ、
へそ天でだって、ねちゃうんだ。
・・・いつのまにか、
雨が上がっている。
遠くのほうの、雲のかなたで、
ゴロゴロ音がする。
涼しくなったね。
かあさま、海までお散歩、つれてって。
あんなににぎやかだった海岸も、
人っ子ひとり、いなくなった。
海の上を走る風が、
気持ちいいよ。
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