桃源をまだ全て読めてないのですが感想です!
ネタバレもあります。
ちょっとでもネタバレはイヤだ!という方は、プレイ後にザックリした内容ですが全体感想もまとめてますので、そちらをご覧下さい。
 






大丈夫ですか?
ではいきますね。

十三支演義は1と2があります。
2は続編になりますが、1で恋人になった事は無かったことに。
1の劉備ルートのその後を描いた作品になります。
1より2の方が重めなストーリーが多いです。
より、ドラマチックな展開を…というのが見えますね。
今回はそんなわけで、どちらの結末が好みかというお話を中心にまとめました。
 ※やっと恋人になったのに、リセットはツライという愚痴はコチラから。


劉備ルートの続きといっても彼とも恋人ではないですよ。
世平おじさんが1の劉備ルートでは呂布に殺されてしまいましたが、2のスタート時では生きています。
しかしその後、人間に村を襲撃された猫族達を逃がす際に犠牲となってしまいます。
1の劉備以外のルートでは、関羽が“カレ”と幸せになったのを本当の父親のように喜んでくれていたので、2の冒頭共通ルートで亡くなるのは残念でした。共通ルートだと、もうどのルートでも世平おじさんの喜ぶ顔が見れないじゃないっ!
とダメージを受けつつ読み進めましたよ。



◆張飛

やんちゃな弟タイプだった彼も、1の後半で金眼の呪いの力が暴走してしまい、それを恐れた帝から討伐命令が出てしまって逃亡生活になってからは、苦労しました。
それまでは騒がしくて甘えっこで、関羽を「姉貴」と慕っていつもくっついてくるようなコだったので、関羽と離れてからの彼の成長は、凄まじかった。
2では、冒頭で父親のような存在だった世平おじさんが命を落としたことで、皆を守るために今のままでは駄目だと、早い段階で弟キャラを卒業。猫族を取りまとめて長の劉備を守る頼もしい男性になりました。そんな彼を異性として意識するようになる関羽。
ということで、1より2の張飛の方が私は好きです。
1も辛い経験をしてグッと大人びた張飛でしたが、常に仲間と行動をして守ってきた2の張飛は、劉備とはまた別に一族を守るための責任感を強く持つようになっていたと思います。
ところで話しは少し反れますが、冒頭で猫族の村のあった許都を襲ったのは劉表だということがこのルートではわかります。後にあんなに歓迎してくれたのに結構ショックだった。

◆周瑜 
周瑜は2から登場。
このルートの曹操の病み方はヤバかったですね。
関羽が曹操の前では震え上がるほどでしたから。
周瑜は都督としての凛々しい顔と、女好きな顔。
よくあるギャップキャラなのですが、私的にはあまり萌えなかった。というのも彼も曹操と同じように最初は同じ猫族の女性という理由で関羽に近付いたから。
グイグイくるなーと、戸惑っているうちに物語の半分は過ぎてしまった気がします。これについては彼が“荊州最後の猫族”だったというのも大きいでしょうね。荊州の猫族がもつ特徴的なある疾患を抱えていたため短命だとされ、曹操には呪いだと言われていました。
そういうのもあって、初めは焦りもあったんだと思う。
“荊州”の地に新しい血=関羽を入れることが、存続に繋がるという考えもあったかも。
けれど、血ではなく関羽自身に次第に惹かれていった周瑜。
カナリキモかった曹操から彼女を助け出すシーンは炎が迫るギリギリの中で、とてもドキドキしました!!
けれど、曹操の気持ちを考えるとどの彼も嫌いに離れないのよね〜。
そしてそして、ワタクシ。
このルートでは、実は別のキャラに萌えちゃってましたドキドキ

その人はコチラ!孫権様です!
ツンデレっぽいでしょ?見た目。
でもとっても真面目なのよ。
何故だっ!キャラ的に呉の皇帝である彼が攻略キャラではないのか?勿体ない!
周瑜は孫権の亡くなった兄との約束のため、彼を支えているんです。余談なのですが、孫権とその兄孫策は同じ声優さんで松岡禎丞さん。最近では鬼滅の刃の伊之助の認知度が高いので、荒っぽい雰囲気の声が浮かぶと思いますが、物静かなキャラも演じられるんですよっ(*´艸`*)フフフ。桃園ではそんな彼とのifストーリーが読めちゃってドキドキ 良かった〜。スチルもあったし。あ、周瑜の感想が…。



◆劉備
どっちもしんどい
2の方が大人劉備率が高いので、そっちが好きな人には2がオススメですよ。私も大人劉備の見た目はとてもタイプなんです。


でも…萌えなかったですね。
1の幼い劉備の印象が強すぎたのかも。
ストーリーは、2の方が面白かったです
劉備のストーリーには孫権の妹、尚香は絶対絡んでくるよなーとは思っていたのですが、やはり登場。
劉備のことは一目惚れだったんだと思う。
政略結婚だとしても、決まったときは嬉しかったんじゃないかな。けど、その後が可哀想すぎる。
尚香は本当に劉備を支えたいと思っていたに違いないのに。
そんな劉備については、正直よくわからなかったな。
多重人格の人を相手にしている感じ。
結局、彼の中には金眼もいるんですかね。
もう劉備とほぼ同じ存在のような感じなんでしょうか?
( ̄ー ̄)うーん。もう一回読み返した方が良いかな。
ブラック劉備と曹操の、関羽に対する独占欲はすんごいですが、
曹操の方が私の好み…というより、拒絶すると凄く傷ついたような顔をするから、彼の方が許せてしまう。
1の、子供の姿の時のブラック劉備にゾゾっときてしまったのが印象が強いので、2でかなり挽回したのに駄目だった感じです。
声優さんの演技は素晴らしいです!
子供劉備。ブラック劉備。大人劉備の3人を演じ分けていらっしゃいます!大人劉備カッコいいのにごめんね。

◆張遼
彼のネタバレは控えめにいっても、関羽達とは別の意味で“人間じゃない”というところは触れずに書くことが出来なかったf(^_^;
簡単に言うと、張遼は呂布の力で生きていられる状態だったので、1では関羽は張遼のために、自分の命の半分を分け与えます。
好きでもなかなか出来ることじゃないです!
短い間であっても、共に生きたいと強く願った結果でしたね。
関羽はどのルートも“カレ”を誰より想っていたと思いますが、思いの強さを一番感じたのが張遼ルートでした。
2はそれに+して重かったです。
関羽の中に“呂布に近い存在”が入り込んでしまったため、呂布が亡くなってからも張遼は存在できたけど、そこからが一番しんどかった。多くの人を犠牲にしてしまったルートでもあります。
そのため、現世で幸せになることは許されなかったのかもしれませんね。2では時を越えてようやく結ばれた2人だったわけですが、
ぜんっっぜん、関羽も張遼も悪くないから辛かった。
だから好きなのは1の方かな。


◆諸葛亮
2からの登場キャラは、前作との違いなどがないのですんなりストーリーに集中できました。
ただ素直に萌えてました゚+.(◕ ω◕ฺ )゚+.
出会ってあまり経っていないのに、何故ここまで猫族のために軍師として力を貸してくれるのか?初めは戸惑いましたけど、そこには彼の生い立ちがあって、トラウマにとなってずっと苦しんできたんですよね。それが今回劉備の力になることを決めた諸葛亮。
軍師として冷静な決断をしていく彼に、冷たいと反発ばかりしていた関羽。それがやがて、お互いに惹かれ合うんだもの。
わかりやすい展開でも萌えー♥️
剣を取ることはないけど、彼が軍師らしい方法でいつも守ってくれたのが素敵でした。彼がいるだけで安心して戦場で戦える!みたいな。2からは、三国志といえばお馴染みなシーンもあり、三国志ファンの方にもオススメかな。
どうしても、ベースは同じなってしまうので金太郎飴は否めませんけど。


◆趙雲
(*´艸`*)好きですっ!

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.............
....................。
も少し書いた方がいいよね?
私的にはこれが全てだけどね(゚∀゚)♥️

天然の“タラシ”な趙雲。
「心配してくれるお前が好きだ」
とかサラッと言っちゃうのよね。異性としてとかじゃなくても。
誰に対しても優しくて、本来は公孫賛様に仕えていたのに猫族と最後まで共に戦ってくれたのも、そんな彼の性格が大きいと思います。
そんな、ムズキュンな場面から一変するのは1も2も同じ。
趙雲が仕える公孫賛様が、関羽の生き別れの父親だとわかったときは、太守の命で関羽のそばに仕えるという立場になってしまって、お互いに気持ちがあるだけに、苦しかったです。
また2では、関羽の戦意を喪失させるために、栩が目の前で子供達を惨殺。駆けつけた趙雲に助け出された関羽でしたが、心に大きな傷を負ってしまいます。
そんな彼女の笑顔を取り戻したいと思ったとき、趙雲は関羽が自分にとって特別な存在だったことに気付くんです。
心を取り戻すまで、献身的に彼女を支える趙雲。
そりゃ、彼女も趙雲にホレますよ。
2のストーリーはとても良かったんですが、1つ残念だったのは関羽の両親の事がわからないままで終わってしまったこと。
公孫賛様のお墓参りの時に、何かのきっかけでわかるといいなと思ったんですが、無かったですね。
そこだけですね。なのでどちらのストも好きですが、あまーいシーンが多かったのは2かも。


◆夏候
曹操軍側は、1で恋人になる前はホントにヒドイ扱い。
だから2でまた冷たくされたのにまず凹む。
また、夏候惇が隻眼になってしまった経緯が1と違い、2では関羽と切り合った際に受けたものに変わったことは大きな違いでしたね。
彼の目の光を奪ってしまったことへの負い目をどうしても考えてしまう関羽。いいカンジになっても彼に見つめられるほど、奪ってしまったもう1つの光を忘れることは出来ず…。
これも重かった。2は基本(˘•ω•˘)重い。
彼は1の時に、猫族を「十三」だと差別してきたけれど
片眼の視力を失ったことがきっかけで、偏見無く関羽自身を見る事が出来たと言ってくれてたんですよね。
このシーンが好きだったので、過程が変わってしまったのは残念でしたが、1の夏候淵が夏候惇の手によって命を失う結末が悲しかったので、関羽に対する誤解が溶けて命を失わなかったのは単純に嬉しい。1より2の方が夏候惇とのイチャイチャも増えたし良かったかも。今回はちょっとの差で2のストーリーの方が好きかな。


■曹操
曹操は、強いようでいて本当は孤独と闘い、父親に認められたいと思って生きてきた人なんだと思います。
彼の孤独の理由はその出生に大きな秘密があるわけですが、ずっと天涯孤独だと思っていた彼が関羽と出会い、“自分と同じ”だと知ったときはもう、ヤバかったですね。
その孤独から解放される存在だと信じた曹操は、関羽には宿命なのだと強く迫る一方で、母親に縋る子供のようにも見えました。
そんな彼が、関羽自身と向き合い、宿命などではなく心から想い合うまでの過程が1と2では変わってきます。
お互いが惹かれ合ったところで、タイミング悪く彼女の出自を知ってしまい彼女を思っていた気持ちを、同胞としての気持ちに覆われてしまい彼女を思っていた気持ちも一時見えなくなってしまったのは、切なかったですね。2の方の父親の呪縛から逃れられない彼が侵略を止めることが出来ず、好きだからこそ戦う道をそれぞれ選んだシーンは、
(゚∀゚)む・ね・ア・ツ だった~。
しんどいけどね?
どちらも萌えストーリーでしたけど、1であんだけ盛り上がったのに2の冒頭であの冷たい態度に戻ったことのショックは大きかったのと、世平おじさんに祝福されたことも思うと、私は1の方が好きかも。

以上が個別感想になります。
1つの記事にまとめるとちょっと長すぎたかなf(^_^;
最後までお読みいただき、ありがとうございました。