実は十三支演義プレイ後、購入してたコチラをプレイをしておりました!
sweet pool ジャンルはBLになりますが、なかなか難しい作品でした。

とにかくすごかった〜。
上手く説明できないんですが、キモチが内側に凄く引っ張られます。今日はどこにも行きたくないな…みたいな心境になります。
(゚∀゚)まぁ、仕事行きましたけどね?

そしてこれまでの、どのゲームとも違うという
印象を受けました。
何せ、プレイ方法がわからないっていうのは
初めての経験かも。

公式サイト をみても操作方法がよく分からず(^_^;)
ウィキペディアで調べたっていう。
こんなの初めてだよ。

例えば上の画面。これが選択肢なんですよ。
主人公の気持ちが文字で表示されるのではなく、理性本能のどちらで行動するのかをこの毛細血管みたいなエフェクトで選択するんです。私はコントロールキーで選択する方法がよくわからなくて、画面をタッチして選びました。
○ボタンでドンドン進めていくことが出来るため、これが選択肢だと初めは気づかず進めてしまってたんです。

攻略対象と言っていいのか…一応大きく分けて3つルートがあるのですが、睦と善弥ルートはBADルートになります。
そして哲雄ルートが分岐して、いくつかのENDに繋がります。

これまでCERO:Dのゲームもプレイしてきましたが、
ここまでのグロテスクな表現は初めてです。
ストーリーについても、1周目では何一つ内容を飲み込めなかった。受け止めるので精一杯f(^_^;

(˘•ω•˘)感想はすごーく難しい。
たくさん言葉を並べても、私の語彙力では語り尽くせないとも言える。とにかく、色んなことがありすぎて。
全てのENDクリア後に開放される“I'm in blue”に
唯一希望が見いだせるのかなと。これは私の願望も込めて。

と言うことで、自分の中で内容を咀嚼して飲み込む作業として
自分用に感想を交えて物語を振り返りたいと思います。
なお、自分がわかりやすいように自分の言葉に置き換えてる部分が多々あります。ご了承ください。

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この世界で神に選ばれ繁栄してきた人類。
けれど、神に背き滅びの道を歩むことになった、もう一つの存在を知るものはごく一部。この人外の存在を“内なる存在”といい、その存在を守る組織=教団が“自由なる民”と呼ばれている。

何故その存在が“内なる存在”と呼ばれるのかは色々と考察や公式さんが出してる設定などあるかもしれませんが、私は単純に繁殖するためには人間に寄生する必要があるのが大きな理由なのかなと思いました。

“内なる存在”に寄生された人類の辿る道は3つに分かれます。

一番多い結果は、適合せず命を失うもの。
次に“内なる存在”を生み出す為の“オス”になるもの。
そして最も希少なのが、“純正”を産み出す“メス”になるもの。

不幸にも、蓉司はメスに。哲雄はオスに適合しました。
神に背いた存在であるため、神が定めた理に反するように
オスもメスも、人間の性別で言うところの男性でなければ適合しないようです。

適合した人間は、人を惹き付けるフェロモンのような物を発するようになります。
哲雄が女遊びが派手だという噂も、本人が言うには「寄ってくる」からだそうです。
また、より適合度が優れていたメスの蓉司に至っては、その惹き付ける力が強いようで、睦を狂わせてしまうほどでした。

そんな二人だったので、互いに惹かれ合っていても
それが、本能から来るものではないかと反発し
なかなか心から歩み寄る事が出来ずにいました。
けれど、終盤で哲雄の言葉にようやく素直に受け入れることが出来た蓉司。


でもこれが最期になるかもしれないと思ったから言ってくれたのだとしたら、切ないですね。
このシーン、追い詰められた二人が屋上まで逃げてだったから。
また設定上、二人が想い合うほど、どんな選択をしても切ない結末なのがわかるのでまた辛かったです。
というのも、“内なる存在”=“彼ら”を受け入れたとしても、“純正”を産み出した後のオスとメスは命を失ってしまうからです。
これだよな。“内なる存在”が増えない理由。

最後に解放される“I'm in blue”では、哲雄は記憶を失ってしまい蓉司の事も忘れてしまいますが、2人は生きていて別々の道を歩みだします。
そして、恐らく“彼ら”から解放されているようです。
何故なら、オスの状態の時は怪我をしても驚異的な回復をするはずなのに、屋上から落ちて意識を取り戻すまでに数ヶ月かかっているからです。
蓉司についてはどうなったのかわかりませんが、生きているのはラストのシーンでわかります。
一緒に生きたい。また、「蓉司」と呼んで欲しいと願った蓉司。
「そばにいろ」と言った哲雄。
きっといつか、2人が出会う事を祈っているのですが、記憶を取り戻した方がいいのかは悩ましいところ。
もう、“彼ら”に支配されずに生きていって欲しいですからね。

わからなかったのは2人がいつ寄生されたのか。
哲雄は孤児で、養子として引き取られた先で虐待を受けていたけれど、優秀なオスだったため彼を保護する目的で、教団が別の家庭に預けたということがわかっているので、もっと前に寄生されていることがわかります。
蓉司の場合は、彼の父親がオスだったことがわかっています。
事故で大ケガを負った蓉司の傷を、自分の体を崩してふさいだような描写かありました。
この時に、父親の肉を取り込んだことで、寄生された可能性はありますよね。

もう1つは、人間に寄生せずに“純正”同士で結ばれることはなかったのか?です。
ずっと“純正”は一人というギリギリの状況が続いていたんですかね?
ということは、オスとメスに適合する人間も本当に希少だったということです。
そんな中で、蓉司の父親はオスでありながら人間の女性と結婚したわけで、それを教団が許したのかも気になるところです。
もしかしたら両親を失った事故は…とか考えちゃいますね。

かつて存在していた“純正”は、その体を切り刻まれ現在は“おんぬしさま”と呼ばれる肉塊となっています。
肉塊でも生きているらしいのですが、いよいよその命が尽きようとしているため、蓉司と哲雄に教団は期待したわけです。
2人が“純正”を産み出したENDもありましたが、“純正”の命が尽きる前にまた次の“純正”を産み出すためにこの子は切り刻まれるんだろうか?と思うと、それもまた残酷な運命ですね。

というわけで、振り返ってみても完全にスッキリすることは出来ませんでしたが、この後がすごく気になる作品でした。

確かにそういう意味では私もファンになったかも。
何度も読み返すのはしんどいゲームですけどね。
シーンはほとんどスチルで表現されていたし、
立ち絵も美しい。
けれど、陰気な雰囲気の音楽、グロテスクな表現。
そのギャップが印象的でした。
オススメできるかと言うと微妙なところです。
というのも、この作品で救われた人は誰だったのか
私にはわからなかったから。
こういう作品もあるんだな…と、私のゲーマーとしての経験値は、上げれたと思う。


以上です!
上手くまとまらなくてゴメンナサイ。
ありがとうございました。