レストランからの風景
春を感じますね。
インフルエンザBが流行ってて、と言って、Aと Bって何違うんだっけ?
インフルエンザA型とB型の違い:
1. **表面のスパイクタンパク質の構成**:
- A型インフルエンザウイルスはヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の二種類のスパイクタンパク質を持つが、B型はそれぞれ1種類しか持たない。
- C型はヘマグルチニンエステラーゼ(HE)のみを持つ。
2. **多様性**:
- A型インフルエンザウイルスは、16種類のHAと9種類のNAがあり、144種類の亜型が存在する。
- B型はHAとNAが1種類ずつしかないため、多様性が乏しい。
3. **流行の原因**:
- 通常、人に流行を起こすのはA型とB型であり、C型は軽い風邪症状のみを引き起こす。
4. **感染の範囲**:
- A型は鳥を含む多くの動物に感染するが、B型は人に感染することが知られている。
5. **疾患の種類**:
- A型は季節性インフルエンザ、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザなどを引き起こす。
- B型は通常、季節性の流行を引き起こす。
以上が、インフルエンザA型とB型の主な違いです。
1. ヘマグルチニン(HA):
• ヘマグルチニンは、ウイルスが感染しようとする細胞に結合し、ウイルスを細胞内に取り込む役割を果たします。これによりウイルスが細胞内に侵入し、感染が始まります。
2. ノイラミニダーゼ(NA):
• ノイラミニダーゼは、感染した細胞とHAの結合を切断し、複製されたウイルスを細胞外に放出する役割を持ちます。これにより、ウイルスは周囲の細胞に広がり、感染が拡大します。
タミフル、リレンザの抗インフルエンザ薬は、このノイラミニダーゼを阻害する薬剤です。