前ブログのつづきをチョット。

年取って、だんだんできることが減っていくと

最終的に目指して行くものは人格の向上しかなくなるんですよね。
※心理学では「人格」と言った場合、知能も含まれますが、ここでは一般的な使い方です。


そう考えると

できる事が少なくなることで

地上に来た本来の目的に戻って行ける良いシステムなのかも。




さて、

豊山神社のつづき。

ナンカ知らないけど

書きやすい神社と書きにくい神社とあるんです。

豊山神社は書きにくい神社でして、間が空いてしまいました。



鐡の注連縄や弓矢だけでなく

注連柱の側にはこんな物も置かれてました。



         こちらは頭の上。

        


そして、もう1体(2体?)。



調べたものの、どのようなものなのか分かりませんでした。

けど、じっくり見てると面白かったです。



注連柱のところで随分と過ごし、お詣りが遅くなりました(笑)。

拝殿です。




千木や鰹木に魅かれ

しばらく見てました。




     




ご本殿左の境内社。

恵美須社と天満宮と不老社と貴船社が祀られています。




  昔は柱につけられていたようです。

  柱に跡が残ってました。

  
 
          



野田社です。

詳細不明です。





       その隣の豊山稲荷さん。

       こちらは怖いお稲荷さんではありませんでした。

       宇迦之御魂神さまが祀られているそうです。

      



素戔嗚尊を祀ってる祇園社。






そろそろ引き上げます。




     こちらも注連柱そばにあった物。

     左の物は金床の形に見えますが、やはり不明です。

     



          石段を下ります。

         




参道を少し進むと

御手洗池(影見池)があります。




      




やはり福岡県では菅原道真公のお名前もよく目にします。




今は、街の中の神社ですが

明治になるまでは農村地帯で

この豊山からは、かなり遠くまで一望できたと思われます。


地域の人からも愛されているように感じ

そして、何よりも面白い(失礼)神社でした。












歩いたり、バスに乗ったりしたとき

街に張られている政治家のポスターを目にします。


「エエ歳こいて小学生のような顔しとんな」とか

「無理に笑い顔つくってるー」とか

「右半分と左半分の表情ちゃうやん」とか

「やる気出してるつもりらしいけど、全然やる気ないやろ」とか・・・


そんなアカン顔ばっかりの中に

「左右の表情完璧に揃ってるし、地から出る穏やかなエエ顔してはるわー」

と感じる人もいます。



歳を重ねて経験を積んだ分

人を見る目はバージョンアップした感じがします。



一方、

以前書いたバイクの話のように、若い頃にできてた事が

いろいろできなくなって来るのも実感します。



先日、ある方の話を読んで思ったことがあります。


その方は「人に見えるような能力や実績を上げたい」と思い

随分と努力を重ねたけれど

自分の思い描いたような成果は出せてませんでした。


そんな時

ふと、若いころ褒められたことが浮かびました。


それは、段取りが上手い、調整が上手い、話を聞くのが上手い・・・etc.

どれも地味なものです。

けれども、そこに自分の才能があることに気づき

それを仕事としたら、生きがいを感じるようになったそうです。



成功の夢を描くとき

どうしても他人から評価されやすい派手な事柄に目が向きやすくなります。


そして頑張ったにもかかわらず

大した成果も出ないし

今一つ幸せな感じもしないし・・・

と云うこともあるでしょう。



一方、地味な?自分の才能を

目立たず発揮させることで生きがいや幸せを感じることもあるでしょう。

それは自分自身を生かしている、という意味で成功なのでしょう。



年取るとできなくなることが見えて来て

「自分の中にあるモンは何やろ?」

と思い巡らすものエエことのように思うこの頃です。




きょうの最低気温は28℃で、最高気温は35℃。

梅雨にあまり雨が降らず、6月からずっと暑い日が続いています。

この感じだと丸4か月、つまり1年の1/3が夏ですねー。


お月さまです。
※高倍率ズームレンズ付きの15年ほど前のコンパクトカメラで撮影。色収差も出っちゃってますが、お気になさらずに。





さて、

北九州市八幡東区の豊山神社です。




           一の鳥居をくぐってすぐ右手に地主神社がありました。

           まずは、こちらにお詣り。

               



二の鳥居をくぐって

石段を登ります。




                
                狛犬さまにご挨拶。

                



やさしく歓迎して下さってる雰囲気でした。



三の鳥居です。





その先には・・・



この地域の地名の由来となる神社、という事です。



横には神社の由来が書かれていました。



ご祭神は

帶仲津日子命:たらしなかつひこのみこと(仲哀天皇)

譽田和気命:ほんだわけのみこと(応神天皇)

息長帶比賣命:おきながたらしひめのみこと(神功皇后)

宇遲和紀郎子命:うじわきいらつこのみこと


やはり神功皇后さまの名があります。

そもそも神功皇后さまゆえに建てられた神社、と言って差支えないかと。



こちらが手水舎。





さて、ここからがこの神社の興味深いところ。



この注連柱と注連縄にご注目ください。



注連縄が鐡です。
※官営八幡製鉄所によってできた町で、「鉄」という字は「金」に「失う」で縁起が悪いと、旧字の「鐡」が好まれるとか。



注連縄の端は丸くなってますが

これは蛇の頭です。





注連縄の両端には、同じく鐡製の弓矢。

神功皇后が、三韓征伐後この山に弓矢を納められたことに由来しています。

              

  


つづきます。

今朝の最低気温は29度ぐらいでビックリ!

台風13号の影響で南風が吹き続けたままです。


でも、ここんとこズーっと風がよく吹いてくれてるお陰で

家の中や日陰は涼しいです。



そして、

新しくできた台風14号の進路予想は・・・

なんと台風13号と一緒。


さらにフィリピン東にある熱低も、たぶん大陸に向かうと思われ

大きな被害を出した11号にしろ、今年の台風は大陸ばかり狙い打ち?

「雨はお清め」との話もあるから、特別お清め?





さて、

いつものように?オモロイ夢を見ながら目覚め

ふと思ったこと。


以前書いたこともありますけど

子どものころは

「ヤーさん幹部に成ろう」と思ってました。


「話し方に上品さがある」と言われながら、怒るとメチャメチャ怖い

義理は絶対!

と云うジジイのキャラクターは

やっぱりヤーさん幹部に見られる特徴!


思い返せば

大規模開発コンサルで働いてたときも

カタギじゃない人に好かれたし


中学生の頃も

「不良」と呼ばれる連中に

親しげにされたし


大阪で知り合って

「何か波長が合うなー」という人も

昔はヤーさんやってた!



そのヤーさんやってた人は、早稲田の理工学部出たインテリだったんですけど

いつの間にかアブナイ世界の人になって

「若い頃は新宿の街ん中、刃物持って人を追いかけ回したこともある」

穏やかな表情で話してくれた事もありました(笑)。


どういう経緯でアブナイ世界の人になったか知りたかったものの

その事については絶対話してくれませんでした。


ジジイは現世で、そんな危なっかしいことしてませんが

神社に通ってお清めする部分がマダマダたくさん有りそうな気がします。










前ブログの前書きで

神社参拝を続けていることに少し触れました。

ふと気づいたことがあります。


五回りほどの大昔

小学校(当時は岡山市在住)の修学旅行で訪れた奈良がとても印象に残りました。


京都や大阪に住んでた時も、ちょくちょく訪ね

今年2月まで住んでた訳のひとつが分かったような気がしました。



以前のブログに

いろんな所で不思議と守られていることを書きました。


特に、奈良に住んでから神社参拝が頻繁になり

北九州でもそれは続いています。

その訳は、家族を守るために今は以前にも増して準備しているのではないかと。


さて、

北九州市門司区の西鉄バス恒見営業所から歩いて行くと

小高い山の端に鳥居が見えてきました。



ここから眺めても良い気が流れてくる感じで

嬉しくなりました。


岸(吉志)天疫神社です。
※調べると「きし」には二種類の標記があるようです。




  鳥居横の碑を見ましたが読めませんでした。

    



常駐されてる方の居ない小さな神社ですので

あまり情報が出てきませんでしたが、ご祭神は分かりました。

須佐之男命(スサノオノミコト)

天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)

天之菩卑命(アメノホヒノミコト)

天津日子根命(アマツヒコネノミコト)

活津日子根命(イクツヒコネノミコト)

熊野久須昆命(クマノクスビノミコト)

多岐理比売命(タキリヒメノミコト)

市寸島比売命(イチキシマヒメノミコト)

多岐都比売命(タキツヒメノミコト)
※最後の三柱は福岡県には欠かせない宗像三女神さまです。
なお、情報によりご祭神に多少の違いが見られました。




鳥居をくぐると左手に

こちらで行われている「ろくや」と呼ばれるお祭りについての説明がありました。





お名前が読めないのですが

調べたところ、やはり猿田彦さまでした。






                 狛犬さま。

                 歓迎されている感じ。

                




手水舎です。

屋根が比較的新しいです。

調べたら、昔は屋根がなく露天でした。



    
     かなり大きめの岩をくり抜いた手水鉢です。
 
    


お詣りします。



落ち着けます。



社殿を横から拝見。





社殿に向かって右手に

こんなものが有りました。




読んでみると「歳の数を打って・・・」と書かれていて

年老いたジジイは「そないに叩くんかい」と一瞬ビックリしましたけど


読み進めると、大きな槌は10歳分で小さな槌は1歳分。
※誕生日ケーキに乗っけるローソクと同じシステム。

安心して歳の数だけ打ちました。

    



この鼓の後ろに石段があったので登ってみたところ

石祠が並んでいました。



調べると、合祀されたものとか。



        石段を下り、帰りかけると

        小さな布袋さま?が。

       



小さな神社ですが

参拝させて頂いて

とっても気分が上がりました。


どうも、門司区や小倉南区の神社と特に相性が良い感じです。 


ほかの区に比べ、自然がたくさん残っていて

奈良にいたときのように

空を眺める気分にもなるから?





九州には来ないようですけど

それなりに大きな台風(今のところ暴風圏は無)のせいか

風が強くなって来た感じの今日です。


神社には相変わらず参拝し、記事ネタは溜まってるものの

神社参拝初心者のジジイには???なことも多く

調べ始めるとドーしても時間がかかってしまうので今日も別話題です。






さて、最近読んで興味深かった話があります。

営業マンだった男性。

いつも上司の指導や会社の体制に不満ばかり抱いていたそうです。


しかも、営業成績はいつも芳しくなく

いつも「叱られるー」という思いで心がいっぱいだったそうです。

幸せからは程遠い毎日。

こんな思いばかりで仕事を続けるのは辛いですよね。


ある日「こんな仕事あとひと月で辞めよう」と思い

「どうせ辞めるんだから上司や会社がどうなっても関係ない!」と気にしないことにして

「残り1か月だけ、好きにやってみよう」と決心したところ・・・

成績トップになってしまったそうです。



周りに文句言うのを止め、「叱られる」という不安とも縁を切り

自分自身に戻した結果

本来の力を出せた、という訳です。


それほど周りへの不平不満や不安は

私たちの力を落とし、幸福からも遠ざけてしまうのですね。

自分軸を失う最も効果のある確実な方法ですから。


※その他いろいろ思うことあるのですが、長くなり過ぎるので今回はコンくらいで。


早く吉備に移り住んで

「彼の世に行く前に、お墓の世話をしたい」と思いながらも

未だここに住む理由がアルみたいやし・・・。


また「やっぱり奈良は良かったなー」なーんて思いながら

10月上旬に岡山や奈良に行くことを指折り数えています。






さて、

臨床心理又は深層心理を学ぶと必ず習うのは

「意識」と「無意識(または潜在意識)」


「無意識」の捉え方には大きくふたとおりあって

一つは、海に浮かぶ氷山のような絵を描き

「水から上に出いるのが意識で、水の下に隠れている大部分が無意識(潜在意識)」と云う説明。


もう一つは、山のような絵を描き

「山頂の方が意識で、下は無意識。さらに下がると他の無意識と繋がっていて集合的無意識を成す」というもの。

山々が連なっている光景を思い浮かべて貰うとエエかも。


引越たくさんして、海外も含めていろんなトコ住んだ経験から

「集合的無意識」に納得!


これについて書き始めると終わらないので

ここまでにしときます。




どちらのモデルにしても

「意識」よりも「無意識(潜在意識)」の方がはるかにオッキイ!


にもかかわらず

ほとんどの「学問」は「誰もが認識し、説明できる」という縛りにあって

小っちゃい方の「意識」の中での論理・議論・理屈。


つまり、ほんの一部分しか見なくて

「あーだこーだ」と言ってるのです。


ジジイのような背の低いヤツが

キリンさんの脚だけ見て長~い首も知らず「キリンさんてこんなんやー」

と言っているようなモン。



今の日本に入り込んでる

自然界の原則から乖離した「こうしたら良い」「これが正しい」には

そんな事を感じてしまいます。


一方「原始的」とかといって卑下される途上国の生活の方に

世界と繋がる本来の生き方を学んだように感じます。


日本国内でも同じで

都会よりも村落部の生活の方に残っているのかも。

筑豊炭田で取れた石炭が舟で遠賀川を下り

さらに堀川を通って若松まで運ばれ

積み直しをする港として若松が栄えていたようです。


そして、

その力仕事をしていた人を「ごんぞう」と読んでたそうです。









後に鉄道ができると

筑豊から若松まで汽車で運ばれるようになり

若松駅の荷物取扱量が東京や大阪を上回っていた時期もあるそうです。



この地図を見ると分かりますが

若松は島です。

JRなど陸路では陸続きのように思え、半島だと思ってました。



さて、

渡船に乗って洞海湾を渡ります。





船に乗り込みます。

大人は¥100ですが、65歳以上の北九州市民は¥50でした。






反対の戸畑側を望みます。

今は綺麗ですけど

高度経済成長期は公害が酷くて、オレンジ色みたいな海だったそうで

海水を調べたところ大腸菌さえ居なかったとか。


でも、ここまで改善できるくらい

人間、やろうと思えばできる力があるのですね。



また、戸畑市(北九州ができる前)の面積の半分以上が製鉄所だった

と地元の人から聞いたことがあります。

一時期は、日本の鉄の9割をこの洞海湾一帯で作っていたとか。




船が出ます。




戸畑が近くなります。




乗ってたのは、こんな小さな船です。






下から、1962年にできた若戸大橋を見上げます。

当時は「東洋一の橋」と

ジジイが岡山に住んでた小学生のころ習った記憶があります。

  

  今見ても十分デッカイです。


 これで若松シリーズ?(4回しかないけど)は終わりです。

 紹介したほかの神社にも参拝してますが

 思うことがあって今回紹介したのは2つの神社だけです。


 二つの神社の間の地域には商店街はもちろん、

 遊郭まであったぐらいの栄えようだったそうです。






オマケ

こちらは着いた戸畑港の側にある日本サバイバルトレーニングセンターです。

数少ない洋上サバイバル訓練施設の一つです。





九州が高気圧の端っこにあたり(高気圧からの吹き出しは時計回り)

熱帯低気圧も南西にあるせいで(低気圧からの吹き出しは反時計回り)

湿った南風が昨日から吹き込んでいます。

今朝の最低気温は27℃を超えてました。


水道からは温水が出てきます。

なのでシャワーも冷水栓からの温水?でO.K.

なお、今年は6月途中からズーっと冷水栓のみ使ってますけど

いつまで冷水栓のみで行けるか?


それにしても

「早めの秋」というジジイの勝手な願いは打ち砕かれました(/o\)。

さて

若松恵比寿神社から海(洞海湾)沿いに歩いて行くと厳島神社があります。

小さな神社です。



御祭神は

海運・漁業の守り神

神田心姫命(たごりひめのみこと)

濡津姫命(たぎつひめのみこと)

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

の宗像三姫さまです。

    



             弁財天さまもお祀りされています。

             



お隣に何か表示が・・・




「玉井組」の事務所跡とか。



読んでませんが火野 葦平「花と竜」の舞台となった所。

元気の良かったころの若松の話。


地元の人によると

1963年に合併して市が出来たとき一番景気が良かったのが若松だったそうです。

そのせいか最初の北九州市長は若松市長。


それを支えてたのが石炭を運んでた「ごんぞう」と呼ばれた人たち。

神社の向かいにはごんぞう小屋があります。



つづきます。

10月の関西旅行からの帰り

新幹線ではなくフェリーにしてみました。

アルバイト先である学校の前後期間の休みは長いので「ゆっくり帰ってもエエかー」


結果、

岡山1泊・神戸1泊・奈良4泊・瀬戸内海上(船)1泊の

7泊8日にしちゃいましたー!



「瀬戸内海を横切るフェリーに乗って、明石海峡大橋も下から見てみたいし
※午後9時頃通過らしい。

  今後もし吉備に引っ越せれば、乗る機会も無くなるだろう」と思い、

さらに「大量の観光客でメッチャ混みの新大阪駅を避けたい」と云う思いも後押し。



(大阪)泉大津発は早すぎる(17時半発の朝6時着)ので
※朝ゆっくりしたいー!

(神戸)六甲アイランド出発20時・北九州到着8時半の便を予約しました。


1か月少し先の予約でしたが、

実は「もっと後に予約で間に合うかなー?」な~んて思ってたのです。


けど・・・

「フェリーにするなら早めの方がエエよ」とナントナク促されるように感じて

サイトを開けたら、スタンダードシングルはすでに満席!

デラックスシングルも残りわずか。

デラックスシングル取りましたけど「早めに予約して良かったー」でした。
※今後もし利用する機会があれば、もっと早めに予約しようっと。来春に吉野の桜を冥途の土産にもう一度見ときたいなー。





前置きが長くなりました。

さて、ときどき書いてますけど

40年ほど前の南太平洋生活が(何度目かの)人生の転機になっています。

まー、転機となる出来事に何度(笑)も遭える人生です(未だ過去形にしません)



こんな動画にたまたま出会いました。


若い人はピンと来ない方も多いかもしれません。

でも、こうして人間の「愛」は成長していく気もします。


ジジイが幼かった大昔には

こんな事も決して珍しくなかったような。

また、南太平洋某国の人々の生活も思い出されました。