長女アコは、小柄ながら食欲大勢。
遺伝だろうか?
とにかく食べる。
ヤツらにかかると、食パン半斤等オヤツにすぎず
食卓にのぼる事等無い。

 ちょっとずつあげれば。。。

と思うだろうが、ちぎってやると
「おおきいの」
と要求され、
「食べてからね」と言い聞かせれば
手に持っているパンを即座にぎゅうぎゅう口に詰め込み
「ひゃべら!!(たべた!)」
と手を出す。
それがアコだ。
とはいえ、人の食物を取る程ずーずーしくは無く
そこんとこヨロシクなので、わきまえていらっしゃる。
兄弟間に食べ物の争いはそうない。

強いて言えば、おもちゃの取り合いは昨今一番の内乱問題。
しかし、私は兄弟喧嘩に関しては関与しない。
母親との親子喧嘩に入って来る父親、
夫婦喧嘩の間に入って来るおばあちゃん等、
第三者が入ると余計ややこしくなる場合も多々あるからだ。
歩けないようなチビさんでない限り任せておくに限る。
だいたい喧嘩が終わってここが痛いの、
やられたやったの聞く事になる。。。


その日も、ジジアコ紛争勃発。
ちょっとやそっと取っ組み合っていても見て見ぬ振りの私。
そばで本を読んでいた。
初めは言い合いだけれどいかんせんアコ2才。
上手い疎通も出来る訳が無く、
手にもっていたクマさんのぬいぐるみでジジの頭を




   パカ!!!



良い音がした。
私はハッと目をやった
気付いたアコ、私に向かって



   「ごめんしゃ~~~い」



おしい!アコ!
ニアピン!
そーぢゃないんだよな~。
ジジも慣れたものでビクともしてない。作業続行。
何かが違う。何かが。。。
大間違いではないんだけど
ズレてらっしゃる。
どっこに突っ込んでいいんだかがよく分かんないんだよな~。


。。。。。。



     ま、いっか。



凶器がぬいぐるみなだけに読書続行。
本当に悪いと思っている2歳児。
それを疑う気は無い。
でもやはり、今回の事で良くも悪くもスゴイのは
アコの変わり身だと思う。