・銀行からの好決算が相次ぎ、株価先物は上昇。
・ダウ工業株30種平均に連動する先物は、優良株指数が昨日小幅安で引けたことを
受け、最近0.2%上昇。
・上昇した指標となるS&P500とハイテク株中心のナスダックに連動する先物は、
今朝はそれぞれ0.4%と0.6%上昇。
・金は、株式市場のボラティリティと経済の不確実性の中、投資家が安全資産である
金に資金を注ぎ込み続けていることから、1.4%上昇し、1オンスあたり4,260ドル
に。
・ビットコイン(BTCUSD)は111,600ドルとほぼ変わらず、今月の最安値付近で
取引され、先週初めに付けた過去最高値126,000ドルを大きく下回った。
・さまざまなローンの借入コストに影響を及ぼす10年国債の利回りは、昨日の
4.04%から4.01%に低下した。
・ウォルマート(WMT)の株価は、ChatGPT開発元のOpenAIとの提携発表を受け、
過去2営業日連続で過去最高値で取引を終えた後、プレマーケット取引で小幅上昇。
・この提携により、消費者はAIプラットフォーム上でインスタントチェックアウトに
よる商品検索と購入が可能に。
・ウォルマートの株価は年初来21%上昇しており、市場全体のリターンを上回って
いる。
・経済の不確実性が高まる中、ウォルマートが好調なeコマースの売上と幅広い所得層
からの需要の恩恵を受けていることによるもの。
・ウォルマートの株価は、前営業日比0.1%上昇し、前営業日比で7%近く上昇。
・顧客関係管理ソフトウェア(CRM)メーカーのセールスフォース・ドットコム
(Salesforce)の株価は、同社が年次総会で新たな長期収益目標を発表したことを
受け、市場前取引で急騰。
・セールスフォース・ドットコムは、2030年の売上高が600億ドルに達すると
予想しており、これは年間約10%の成長率になる。
・この予測には、データ管理ソフトウェアプロバイダーのインフォマティカを
80億ドルで買収したことによる影響は含まれていない。
・この新たな見通しは、クラウドベースのソフトウェア企業である同社が最近発表
した当四半期の成長予測が予想を下回ったことを受けて発表された。
・セールスフォース・ドットコムの株価は、2025年のこれまでのところ約30%下落
しているが、本日の取引開始時点では直近の取引で約6%上昇。
・台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)は、AI関連支出の急増を
背景に引き続き堅調な需要が見込まれ、第3四半期の売上高が大幅に増加したと
発表。
・TSMCの第3四半期の売上高は331億ドルで、前年同期比41%増、第2四半期比
10%増に。
・第4四半期の売上高を322億ドルから334億ドルと予測している。
・TSMCの株価は、直近の市場前取引で2%上昇。
・ネスレは、今後2年間で1万6000人の人員削減計画を発表。
・削減対象のうち約1万2000人はホワイトカラー職で、残りは製造業と
サプライチェーン関連職に。
・ネスレは、2027年末までに10億スイスフラン(12億5600万ドル)の削減を
見込んでいると述べた。
・新CEOのフィリップ・ナブラティル氏によるこの動きは、9月に部下との非公開の
関係を理由に前CEOを解任したことを受けて行われた。
・スイス市場で取引されているネスレの株価は大幅に上昇。