6月5日(月曜日)



ちょうど1カ月ぶりのサーフィン。


気持ちのいい月曜日になりそうだということもあり、ミッドレングスのボードをカーゴルームに直接積み込み海へ。



普段はついついロングボードオンリーになりがちですが、この夏はミッドレングスのサーフィンにもチカラを注ぎたい。




ミッドレングスでのサーフィンで個人的に考えているスタイルは“優しく波に委ねるサーフィン”を創っていくこと。

ミッドレングスはロングボードと異なり、クロスステップも基本気にせず、ひたすらグライド感を味わうためのサーフィンに徹するイメージのサーフィンです。


自分が楽しくてストーク出来ていれば、それは正しいサーフィンだと思っています。


波のフォルムを確かめながら、フェイスのハイラインに近いあたりを意識しレールを合わせ、その出し入れ(アップスンダウン)で加速したりトリミングしたりを楽しむことに喜びを感じるサーフィンだってありでしょう。

リップを意識した縦の動きも大切ですが、ショートボードのようにリップを切り裂くような過激さを求めるのではなく、リップを舐めるようなきれいなカービングで優しくアクセントをつけるサーフィンでも十分にストーク感は味わえます。

“大人のサーフィン”とでもいうのでしょうか?


(snsより拝借)


とにかく激しく動かすことを求めず、波との一体感を意識した「きれいなサーフィン」を求め続けたい。

私のような古希の背中が見えつつあるサーファーには、その年齢なりのサーフィンの理想があるわけです。

ハワイの偉大なる2人のサーファー(男性と女性のサーファー)は、このような言葉を残してくれています。

『サーフィンは恋愛ととてもよく似ている。
何回やってもいい気分になれるからね』(ポール・ストラウチ)



『なんて素敵な音なのかしら。
セクシャルな音といってもいいくらい…』(レル・サン)



サーフィンは自分にとってスポーツというよりも、LOVE&PEACEで甘美な“オルタナティブ・カルチャー(伝統だけにとらわれないポテンシャルの高い新しい文化)”であり続けるでしょう。


特にミッドレングスサーフィンはクラシックでありながらも、メインストリームでないからこその新しい刺激を常に与え続けてくれる魅力に満ち溢れた“最後の愛人”のようであって欲しいと願うのです。


(snsより拝借)