12月22日

師走の喧騒を忘れ成田山の参道で鰻でも食べようとカミさんと出かけました。


成田山は自宅から約1時間程度の距離。


お店はいつもの「川豊」です。


初詣の準備中の新勝寺山門前を通り抜け、ぶらぶらと歩いて行くと、程なくして老舗の風格漂う「川豊」が見えてきます。



そして、風に漂う香ばしい匂いが私達の鼻腔をくすぐります。


「川豊」は店の玄関脇左手で鰻をさばいているのを見学することができます。



今日は奥座敷には上がらず、その調理場裏のテーブル席を選びました。


カミさんは鰻重と鯉こくを。

私は鰻重に鯉のあらい、そして熱燗を注文しました。



慌ただしかったこの一年の慰労を兼ねてのひとときでしたので、私はお銚子を2本空けてしまいました。



職人さんの鰻をさばく様子を眺めつつ、お客さんで賑わう店内の雰囲気を感じながら、今年も慌ただしくいろいろあったなぁと振り返る。





夏の土用の丑の日の鰻も格別ですが、年忘れの鰻も悪くありません。


まだまだ巷は新型コロナの影響が色濃く残っていますが、来年こそはいつもの日常を取り戻すことを願いたいものです。






“ともかくも あなたまかせの 年の暮れ”

               小林 一茶