アメリカの健康保険制度は、州によって違うと思いますが、私が住んでいた州では、

会社に就職すると、会社が従業員の健康保険をある程度カバーしてくれます。

保険もいろいろプランがあって、安いプランだと従業員の負担も軽いですが、

いいプランだと負担も大きいです。また、年齢によっても金額が変わります。

私が勤めていた会社では2つの大手保険会社から選べて、私は安い保険会社の一番安いプランに入ってました。

なんてったって健康だけが取り柄でしたから爆  笑

 

安い保険会社でしたが、全てオンラインで履歴が見れたり、予約も取れます。

血液検査の結果もアプリにどんどんアップされるので、

お医者さんから聞くよりも、アプリの方が早く結果が見れます。

年末に受けたMRIの結果には追記が載っていました。

間違えた結果も履歴として残って良かったと思いますニコニコ

 

さて、前回消化器内科医と話してから2日ほど経って、

問題の画像解析技師から電話がかかってきました。女性でした。

 

技師 「ドクターから話を聞きました。日本でガンが見つかって本当に良かったです」

えっ?びっくり 良かった?ムキー

 

技師「日本で治療できるのは本当にラッキーでしたね!」

これは絶対謝らないパターンだなと察しました。

クレーム対策のマニュアルのような受け答え。全てをポジティブに持っていく作戦でしょうか。でもこれは想定内です。

 

私「あなたが一人でMRIの画像を診断したんですか?」

技師「はい、そうです」

 

私「あなたはこの仕事を始めてどのくらいですか?」

技師「去年からです」

 

去年。。。まだ新人じゃん。。。ガーン

 

私「去年? スーパーバイザーとか、他に確認してくれる人いないんですか?」

技師「いません。始めて1年くらいだけど、その前にトレーニングしてるから。。」(ちょっとムッとした感じ)

 

私「あのね、私がもし日本で検査を受けてなかったら、今頃はアメリカに戻って、なかなか予約が取れない検査を待って、手遅れになっていたと思う。あなたの診断がどれだけ大事なのか、わかりますか?」

技師「。。。」

 

私「あなたの診断は間違ってました。あの結果を信じてたら、私は死んでたかもしれないんです。私だけじゃない、これからあなたが診断するであろう何人もの命がかかってるから言うんです。次に診断するときは、もっと気をつけて、しっかり見てください!」

技師「。。。はい、これからは気をつけます」

 

結構カーッとなってたので、私のめちゃくちゃな英語はわからなかったと思いますが、おそらく院内でも問題になったと思うので反省はしていると信じたいです。

結局本人からの謝罪の言葉はなく、せめて高い検査代くらい返金してもらおうかと思いましたが、抗がん剤が始まって、それどころではなくなっていくのです。えーん