2024年1月11日。

 

総合病院で膵臓の専門医との予約の日でした。

まずは問診して、去年の10月から急性膵炎になったこと、

海外に住んでること、今の症状などを伝えました。

 

それから血液検査、CTスキャンと、順調に検査が進み、

超音波検査になりました。

診察台にあおむけに寝ると、私からもモニターが見えました。

みぞおち辺りをグリグリと調べ、次に右脇腹辺りをグリグリしていたら、

技師の方がしきりに画面をクリックしています。

最初は何をしているのかわかりませんでしたが、

次第に何かを測っているんだなというのがわかってきました。

何度も同じところをグリグリして、首をかしげてます。

 

そのうちに、「ちょっとすみません」と、電話を取り出して誰かと話してます。

「別の技師さんにも診てもらいますね」と言われ、

しばらくすると、ベテランそうな技師さんがやってきて、

同じ右脇腹をグリグリし始めました。

画面をクリックして、「そうですね」「うんうん」とヒソヒソ話してます。

結構な時間、グリグリしてたので、

「何か見つかりました?」キョロキョロ

「画像を送ったので、先生の方から説明があります」

と、キリっと言われました。

 

朝9時から始まって、終わった頃には昼を過ぎて、待合室にはほとんど人はいませんでした。

診察室に呼ばれ、椅子に座ったとたん、

「悪い結果です。アメリカには帰れませんよ」

と、CTの画像を見せてくれました。

「ここが膵臓で、ね、ここに影があるでしょう」

それから超音波検査の画像を見せて、

「約2cmの大きさです。悪性の腫瘍です」

 

言われてもすぐにピンとこず、うん? 悪性? 

「ガンですか?」と聞くと、

「精密検査して細胞を取ってみないと断定できませんが、その可能性は高いです」

それから手術の説明を受けました。

膵臓だけでなく、胆嚢、胆管、十二指腸も切って、消化器を再建する大手術になると。

「大学病院に精密検査をしてもらうように大至急予約取りますからね」

 

いやいや! そんなわけないでしょう!滝汗

だって、3週間前にMRI撮ったばかりで、「膵臓には腫瘍なし、正常です」って言われたのに。。。

「では、この3週間でガンが急に出来たってことですね?」と聞いたら、

「いや、たぶんそのMRIにも写ってたはずですが、アメリカの機械はわからないので。。。膵臓ガンは見つかりにくいからね」と言われました。

 

診察が終わって、大学病院への紹介状を待っている間、

「大丈夫ですか? 先生の説明でわからないことはなかったですか?」と、

看護師さんが心配そうに何度かきてくれました。

「はい、大丈夫です!」と笑顔で答えましたが、

身体の震えは止まりませんでした。ショボーン