高機能自閉症スペクトラムの娘


診断が付く前は

なんでこんなに細かいこだわりが

沢山あるんだろ

なんでそこまでこだわるんだろう?

と思い

娘が色々こだわるのを見てると

私はしんどかったし

イライラもした


娘のこだわりはすごく細かい

飲む飲料によってコップを変える

ストローはピンクでないといけない

ランドセルの中の物の位置のこだわり

教科書、ノート、下敷き、ドリルなど

全て配置が決まっている

着る服のこだわり

ダイニングテーブルで食事をするときの

自分の座る位置のこだわり

バスに乗る時の座る位置のこだわり



これだけではなく

まだまだ沢山の娘のこだわりがあります

こだわりによって

それが物理的に通らないときは

(ストローを買い忘れて切らしてたり)

娘は怒るときもあるし

嘆き悲しむときもあるし

困ってどうしたらいいの?と

なるときもあった


娘に診断がついたあと

自閉症からくるこだわりに

状況的に許される限り

とことん付き合うようにした


だってそれは特性からくるものだから

自閉症なんだもんね

私がイライラしたり不安に思うことはない


人に迷惑がかからないことなら

家の中で

どんなに物や順番にこだわろうが

私は娘がこだわりを実現できるように

細心の注意を払い

お気に入りのストローの在庫がきれないように

ランドセルの中の順番は崩れると

娘が困るから

絶対に触らないようにした

飲み物を飲む時に決めてるコップも

そのとおりにした

(牛乳はこのコップ、お茶はこのコップ、

水はこのコップでと決まっている)


私も楽しみながら

このコップがいいんだよね〜

とか

ランドセルの中綺麗になってるね

とか

娘のこだわりに対して


以前なら私はなんで?他にもコップあるよ、とかイライラしたり

服ももっと他の服も着ようか?と言ったらしてた


けど娘のこだわりに付き合うと決めてから

数年が経過した頃(3年位かな)


様々なこだわりがほんの少しずつ

薄れてきました


たまに娘は

例外も認められるようになりました



自閉症育児は本当に奥が深いです

こだわりがある自閉症児は

多いと思うけど

人に迷惑にならないことなら

思い切りこだわらせてあげたら

良かったんだなって

思いました


今も続いてるこだわりは

沢山あるけどね


こだわる娘が愛しいし

すごく可愛い